2010年8月7日土曜日

牧場物語 第13話(下)

さて、アエドゥイー族を退け、族長を生け捕りにした我々は、さっそく族長を呪文で回復し、尋問を開始する。

つもりだったのだが。

ジョバンニ「……で、誰が尋問する? てか、誰か〈威圧〉高い人いたっけ?
全員「…………」

ですよねー
どーすっかなこれ。



ドーマル「致し方ございません、私、拷問などはこれっぽっちも好まないのですが、坊ちゃまの御命令とあらば、爪の間に焼けた針を刺し、指と指の間に錆びた小釘を一本ずつ打ち込んでは引き抜き、体の端から関節をひとつずつ砕くことも不本意ながらしおおせて見せましょうぞ。ああいやだ
【いそいそと道具箱を物色しながら】

ジョ「……いや、お前ホントに属性変わるくらいまでやりそうだからいいや」

とか何とか話してるとイザベレッラが意気揚々とやって来る。

イザベレッラ「おつかれー。やっぱり勝ち戦はいいわー。『壁』の材料もいっぱい手に入ったし。」
全員「……」
【みんな「この女怖い」と思いつつも口には出さない(怖いので)】

イザ「あ、そうそう。伯爵様が呼んでるわよー。捕虜連れて来いって」
そうか、この国には尋問の超名人が山ほどいるんだっけな。

ということで、伯爵様に族長をドミネイトしてもらいつつ、オークの指導者の情報を聞くことに。
ということで族長によると、
・指導者はグルームシュの御子と呼ばれている
・いつもは平原を北に抜けた盆地にある仮設大神殿にいる
・本物の大神殿はホブゴブリンの侵略を受け占領されている
・大神殿がどんなところかは族長は知らない(立ち入り禁止らしい)
・御子は爪の長い、腹の突き出た魔物の担ぐ輿に乗って部族間を移動している
・いつも、オークではない女(人間?)を連れて歩いている
・御子はウロコが生えていて、肌が黒い

ジョ「ううむ……キャラクター的にはわからんが、ふぃーんでぃっしゅななにかを感じるのう…… フール、グレゴオル、なにかわからんか?」
フール「うーん、聞いた話だけでは……」【〈知識(次元界)〉失敗】

まあ、とりあえず敵の本拠地がわかったから良しとしようか。
とか何とか言ってたら、オーク族長は伯爵と連れだって地下のアスモデウス神殿に向かっていった。


……「材料がいっぱい手に入った」って言ってたしなあ。
南ー無ー。


さて、ここでいったん休憩を挟み、何人かのレベルが上昇したりしつつ、次の作戦を考える。
伯爵からはアエドゥイー族の居留地を押さえてくれないかとの依頼も来たが、居留地を押さえても俺らの作戦目標的には意味がないっていうか雲霞のように他部族が押し寄せてきて終了のお知らせが聞こえてきそうなのでパス。
もう1部族襲って情報の内容を確認-とかでもいいんだが、あんまり時間もかけていられないっぺえし。

というのも、現在、オーク軍は秋の収穫を待っている状態で、収穫が終わって兵糧が手に入ったら大挙して伯爵領に押し寄せるらしい。
そうなったら、あの板塀と寡兵では支え切れまい。
つまりは伯爵様ご一行凪ガ浦へお引っ越しの巻と相成る事必定。

ということで、もうここは手っ取り早く大神殿を威力偵察する事に決定。
伯爵の城下町でいくつか買い物しつつ、まずはファントムスティードで森の入り口あたりまで移動して、ロープトリック内で一泊して呪文を整えて、森を歩いて抜けて神殿へ向かうことに。

うっそうと茂る森を、神殿のあるという北に向かって進んでいくと、人型や轍に混じって大型の四足獣や小型のかぎ爪のある足跡がたくさんついた道を発見。
おそらく神殿への交通路だろうということで、道から30ftほど離れたあたりをこそこそ北に向かうことに。

移動中、何度か“視線”を感じたりしたものの、幸いにしてセーヴに成功し、躱すことに成功したらしい。
ジョ「占術が使える術者……どうやら”御子”に目をつけられたらしいな」

と、途中でダイアベアの引く荷車と行き違う。
ジョ「どうやら”あたり”だな」
ダイアベアと御者(オーク)1名だったので速攻でやっちゃう? って話も出たのだが、ここでもめても益はないと判断し、素早く森に隠れてやり過ごす。

やがて、道を挟む形で2つの小屋と、それに挟まれた門が見えてきた。
森の中とはいえ防柵も備えており、どうやらここからが「神殿」の立ち入り禁止地区ということらしい。

まずはグレゴオルがローグである『絞殺具の』ラーヴェスにインヴィジビリティを掛け、偵察させてみると、予想通り小屋にはオークが詰めている。
しかし、安全地帯だからだろうか、居眠りしていたり駄弁っていたりとかなり緩い空気が流れているようだ。

DM「さてここで。君たちのところに戻ろうとするラーヴェスが、突然『うわっ!』と叫ぶ。真後ろにはいつの間にか、人間の骨にヌルヌルした革をかぶせたような、しかし明らかに人間とは違う姿の怪物がかぎ爪を振り下ろしていた」
全員「!」
DM「持ってる人は〈知識(次元界)〉どうぞ」

グレゴオルやフールが敵はババウであることを皆に伝えるも、目がふるわず能力まではわからず仕舞い。ギャー!

ジョ「……じゃあ、ババウの体の表面に吹き出す酸の粘液の存在なんてまるで気づかずに、冷鉄製のサーベルで斬りつけます……命中。擬呪もちだよね? なら18点! ヒャッハー!」
DM「武器、魔法じゃないよね? じゃあ武器に1d8点
ジョ「くそ! なんだそのうれしそうな顔は! ギャー4点! 無くなってしまうー!
結局この戦闘だけで武器が3本無くなりました。
うち2本は高品質の冷鉄製サーベル。ギャー! 採算があわーん!

ここで活躍したのがドーマルだった。大量の冷鉄の矢でババウに大量のダメージを叩き込んでいく。
ドーマル「矢ならちっとも惜しくないよ! どうせ当たったら折れるし!w」

が、とどめのダメージを入れる前にババウはグレーター・テレポートで脱出。
次のラウンドには呼ばれてきたらしい別のババウが出現し、さらには衛兵であるオークたちも加わり、とどめにさっきのババウが全快して帰ってきたりしてホントに死ねよこのクソマスタ-

それでもフールのスティンキング・クラウドグリッター・ダストが奏功し、ババウを一体ずつ潰してどうにか戦闘終結となりそうなころ。

オークの小屋に見目麗しい若い女性が。


いやいやいやいや。
絶対敵だろコレ。あやしぇぇぇ!


というようなことを主張したのだがDMはあっさり「いやいや、もしかしたら連れてこられたのかもしれないじゃん。疑う理由無いでしょ。ということで意志セーヴw」

ギャー! このクソマスター!

ジョ「だが! 俺もこのたびオカルトスレイヤー免許を取得して魔法なんかにセーヴにボーナスを得た身! 貴様ごときの[魅了]なぞ打ち砕いてくれる!」
グレ「ちなみにいくつになったんですか?」
ジョ「意志+5」
全員(無理無理無理無理!)
ジョ「おりゃー! (ころころ) ……足して8。ギャー」
DM「彼女は切羽詰まった表情で君に『助けて! 助けてください!』と叫びます。なぜか君は彼女を助けないといけないという強い熱情に駆られます」
ジョ「納得いかねー! ……小屋のほうに走ります」
グレ「まずいな……なら、カマロッチにプロテクション・サークル・オヴ・イービルを。カマロッチは坊ちゃんのところに走れ!」
カマ「おいきた!」
カマロッチがジョバンニに近寄ってくれているあいだだけ[魅了]が抑止されるため、正気に戻るジョバンニ。
が、DMが「別に抑止されてもジョバンニが女を疑う理由はないから、やっぱり助けには行くんじゃね?」とか言い出したのに従ってカマロッチから離れw、結局女のそばまで移動させられる。

女「うふふ……助けに来てくれたのね。これはご褒美よ……」
女はなんの躊躇もなくジョバンニを抱きしめ、その唇を奪う。
DM「と同時に、ジョバンニの体から、まるで魂が抜かれたかのように力が奪われていきます」
ジョ「知っとるわ! でも頑健は高いぞ! DCなんぼじゃコラぁ!
DM「あ、最初のは自動で1レベルドレインなんで。2回目があるかどうかを意志セーブして。DC22。」
ジョ「ギャァァァ! 死ねよクソマスター! ……あ、でも成功」
DM「……ちっ。あとは……お、ドーマルも範囲内だね。次は君だ。意志セーヴDC22どぞー」
ドーマル「ギャー! あ、でもセーヴ成功。『そんなあからさまに怪しい女に引っかかるか!』
ジョ「……悪かったなw」

ミカエル「坊ちゃんがあぶない! 皆、走れ!」
まだ残っているオーク兵を切り倒しながらミカエルが叫ぶ。
フール「かなりまずいですね。サモンモンスターIVでランタン・アルコンを召喚! 女の正体を見破らせましょう」
ランタン・アルコンはディテクト・イービルを無制限に使えるのだ!
ランタン・アルコン「ぬ! この女、間違いなく悪! 悪でござる!」
女「あら残念。邪魔が入ったわね。うふふ。また会いましょう」

一瞬で消え去る女。消えたのはグレーター・テレポート。
フールの見立てでは、おそらく女はサキュバスであろうとのこと。

ジョ「……まずいな、敵に俺たちの存在が知られたぞ」

とりあえずこれ以上の援軍と戦っている余裕がなさげっつーか、向こうはグレーター・テレポート持ちが複数いそうということで、一旦森の中に撤退。
ロープ・トリックでキャンプを張り、しばらく身を潜めつつ呪文の回復を待つことにする。



ということで以下次号。




【おまけ:きょうの悪あがき】

ジョ「じゃあ、寝る前に。クローク+2持ってる人、貸してください。あと誰か【耐久力】上がるアイテム持ってたでしょ? 明日の朝まで貸して。」

何をしているのかというと、3.Xeになってエネルギー吸収が「翌日セーヴに失敗すると永久的に1レベル失う」ルールになったので、全力で頑健セーヴを稼ごうとしているのです。

マンチだ卑怯だと言わば言え。
このDM相手に1レベル落ちはシャレにならん
こっちも必死だ。

4 件のコメント:

dvamp さんのコメント...

>マンチだ卑怯だと言わば言え。
>このDM相手に1レベル落ちはシャレにならん。
>こっちも必死だ。
このDMさん相手だとそれは定石であって、マンチではないとおもいまーすw

匿名 さんのコメント...

以前バーバリアンなPCを使ってたときにエネルギー吸収食らって、
セーブの直前に激怒していいですか?
ってDMに聞いたら駄目って言われたのを思い出しました。

ゆづる さんのコメント...

いやいや、

あんた「こんなこともあろうかと」
で巻物だして直してたジャーン


おでを悪者にしないでおくれヨン

さて次回は土曜日だねぇ

アイオブグルームシュ9人ツクラナイト

いしかわ さんのコメント...

>dpampさん

ですよねーw

>匿名さん
>セーブの直前に激怒していいですか?

ぇえー。だめなのー?
納得いかねぇー。
【クソプレイヤーの形相で】

>ゆずるさん
や、直してたんじゃなくて新しいの買ったw
呪文で直す方が高く付くけぇの。

>アイオブグルームシュ9人ツクラナイト
え?すぐ出来るでしょ?
だって1レベルウォーリア9人でしょー。
【クソプr(以下略)】