2008年1月30日水曜日

Humans  ----Bruce Cordell

今回はコーデル先生からの「人間とは」ってお話。

4eにおける人間の立ち位置とか、「なんで人間が4e世界に一杯いるの?」とか。
まあ結論から言うとこれまでとはあんまり変わってなかったりなんだけど、4e世界の歴史設定についても触れられてるんでちょっと訳してみた。

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物語、神話、伝説----人々は自らの歴史を物語として語り、アイデンティティを築き上げる。

でも、原初の神話なんかを見てみると、それはあいまいで、いいかげんで、失敗だらけだったりする人間たちは、その一方で世界を闊歩する多種族と比べてやたらと適応力が高いことが見て取れる。

ドワーフの口伝に言う。「ドワーフは大地の骨から削り出されて生まれたものである」と。
また、エルフの古伝には「エルフはFeywildの野生の原に生い茂るがごとく生まれ出でたり」と歌われている。

しかし、人間には確固たる起源は伝えられていない。

賢者や伝説はもっともらしいことを述べている---数百万の年月を経て、猿から人が生まれたなどという説さえあるくらいだ---が、真実は不明なままだ。


出自ははっきりしないものの、とにかく人間は生まれ出でた後に爆発的に地上を席巻した。
人間はしなやかで、高い適応力、予想できない思考、そして強力な融通性を併せ持つ種族なのだ。
その文明は森の木の葉のごとく多様であり、いくつかは強大な帝国を作るに至った。
強力な戦士を集めた帝国もあれば、知恵と論理でまとまった帝国、魔法の大国、また商業により金と鉄と絹を集めた帝国もあった。



しかし、いかなる帝国であっても、滅びは不可避であった。

滅んだ帝国は今や遺跡や廃墟、あるいは神話に名を残すのみである。

Nerath帝国もまた、ほんの一世紀ほど前にオークやゴブリン、デーモン---そして一部のものが言うには古き呪い---によって崩壊を余儀なくされた。いまや人間たちの文明は未開にして暗黒の世界のあちこちに、残り火のごとく点在しているに過ぎない。

しかし、人類は未だ彼らの運命が決していないことを知っている。

人類の”やればできる can-do”精神は平凡な農夫を次代の英雄となし、未だ見ぬ次なる「帝国」を作り出す第一歩とするのだ。 

人間は意欲的で、やる気にあふれ、実際的で、勇敢で、クリエイティブで、機知に富んだ種族なのだ。

こうした人間の特質がもたらすパワーは新たな展望や経験をいつも欲していて、暗闇を手探りで進みながら知識や力を見つけ出す。 そして、その作業の繰り返しが歴史を、世界を作り上げて行くのである。
いまや人類は武器、秘術呪文、そして信仰を手に、自らを守ることを学んでいる。これらのものはいずれも無数の経験と試行錯誤の上に進化し発展したものであり、またこれからも進歩を続けていくだろう。


世界最後の帝国は人間によって統治されながら、多くの異種族を含んでいた。滅んだ今でも帝国の存在は人類のよりどころであり、同時にドラゴンボーン、ティーフリング、エルフ、ドワーフなどたくさんの種族の故郷でもある。
人間の欲望は辺境への進出と、居留地の拡大へと繋がっている。
また美術の分野でも、エルフやドワーフがそれぞれ定型的な嗜好を持つのに対し、人間の表現方法は非常に多彩である。

こうした「力」の原動力は一体何だろうか?

ひとつには人類の短命さが上げられるだろう。人間族はせいぜい3世代しか同時にいることはできない(これがエルフならひいーひいーひい爺さんくらいまでは一緒に活動するはずだ)。よって、人間族は他の長命種と比べ不安定で、動揺しやすい。一方で、古い世代に気兼ねせずに済む分、新しい世代が様々な分野で活発に働くことが可能でもある。
こうした性質は人類の特質としての進歩性や発展性の原動力となるものだが、それは同時に争乱や革命を引き起こしもする----そしてそれは戦争などといった災厄の形をとって人々に襲いかかるのだ。

他種族からは、人間族は野卑で無秩序な種族だと見られている。しかし、誰もが人間の力---諦めずに何かをやり遂げる力を認めている。人間族は、たとえ何かに失敗しても、成功するまで何度でも、諦めずにそれを繰り返す。たとえその世代ではなしえなかったことでも、次の、またその次の世代がそれを引き継ぎ、達成してしまうのだ。
帝国が滅んだとしても、1-2世紀の間には必ず次の帝国が生まれてきた。

断固たる意思を持つ人間には到達しえぬゴールなどなく、どんな野心も壮大すぎることはないのだ。
No goal seems out of reach to a determined human, no ambition too grand.





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Nerath帝国てのはここでいきなり出てきた言葉なんだけど、4eのコアに掲載される世界の歴史の一部らしい。
enworld調べてみたらちょっとだけ出てきてるけど、コア内でどのくらい濃く使われるものかは不明。

http://www.enworld.org/archive/index.php/t-215321.html

まーでも他の記事見ててもちょくちょく出てくるから、頭の片隅くらいにはおいといてもいいかもね。


人間の立ち位置ってのは、どうもこれまでとほぼ同じっぽいね。

短命故に無思慮で無謀、でもそれが進歩の原動力となって他の長命な種族より広く早く世界に浸透していく、みたいな。


・・・・しかしコーデル先生、結構こういう原稿ではいい事書くんだよなあ。
3eの頃もそうだったよね。



どうしてシナリオではあんな(以下略)

たぶんこう、大がかりな物語とかストーリーとか場面を考えるのはスゲエ上手いんだけど、細部をルールに落とし込んだりシステムに沿ったものにする作業が苦手な人なんだろうねコーデル先生。
「DMやらすと万人が喜ぶマスターになるけど、そのシナリオを人にやらせると全然上手く回らない」みたいな。




・・・という話を最近「日本にもこういうデザイナーさんがいるよねー」って文脈で話してましたよ。



なあ、t(以下危ないので略)


2008年1月27日日曜日

DDM2.0のスタット公開第一弾!

ということで、Desert of Desotionのカードが公開されてますー。

http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/mi/20080124a

ううむ、結構変わってるなあ。

ちょっと前に公開されてるDDM2.0ルールも併せて読んでみると、ゲームの様相が相当変わってるっぽいのがよくわかる。
ざっと目についたところを挙げてみよう。

・全力攻撃無くなってる!
 複数回攻撃は特殊能力になってるみたい(Feral Trollとか銅竜とか)。
 他にもルール見ると「複数の相手を同時に攻撃できる」てのがあるみたいだけど。
 あと「追加でアタックアクション」て能力持ちもいるね(Rage Drakeとか)。
・スニークの条件変わってる
 「対象へのcombat advantageが得られたとき」ならいつでも入るって事になってる。
 ルールブックp28見ると内容的にはそんなに変わってないっぽいけどね。
・攻撃方法が違う奴出現
 ゼラチナスキューブが接触ナシでも敵パラライズできる攻撃法(burst1でsaveDC11の攻撃)身につけてたり。
・逃走ルールが無くなってるので、関連能力持ちが別能力に
 逃走無くなったのはびっくり。D&Dに合わせたのかね。
 あとそれにあわせたのか従来のFearlessもちクリーチャーのhpが増えてる。いままで微妙だったアンデッド族強化の予感? 
 mummyは恐怖を与える能力が「2マス以内の敵がnecroticDamage受けたらImmobilizedする」って能力に書き換えられてるね。
 Bold能力はセーヴに+能力になってるけど。
・ダメージが大きくなってる奴多くね?
 全力攻撃無くなったぶんかねえ。


ほかにもDRが無くなってたり、でもResist能力は残ってたりとか、指揮能力が微妙に変わってる人が多かったりとか。
プレイ感覚相当変わる感じですな。


まーでもわかりやすくなる点が非常に多くなってるんで、プレイヤー的にはいいかも。
と楽観的な観測をしてみる。


2008年1月26日土曜日

なんかCM続きでアレですが

仕事でご一緒させてもらったことのある岡和田さんのお仕事紹介ー。

『Role&Roll EXTRA Lead&Read Vol.1』に、岡和田さんのエベロンリプレイ Secret Struggles in Sharn (なんと45ページ!)が掲載されるそうです。
しかもイラストはゆるゆるD&Dでおなじみの吉井徹さん!

やべえ。買うしかねえ。


1冊だと配送料かかっちゃうし、1/31発売なので若獅子の2巻と併せてどうぞ!
【結局CMかい】

2008年1月25日金曜日

【CM】続 ちゃんと出るっぽいよ

「HJに表紙絵すら出てねえ」とか言ってた”若獅子の戦賦”2巻ですが、更新来ました(笑)。







うーむ、相変わらずエローイ。
ていうか冒険者の格好じゃねえなコレ(笑)。

しかしこうやって見ると、ノトスの頭に乗っかってる竜の頭蓋骨がちゃんとブロンズドラゴンのだってのがわかりますなあ。
さすが井上さん。コアとか超楽しそうにスケッチしてたもんなあ。
竜の書とか渡したら竜しか書かなくなりそうだ(笑)。


そういや本巻に掲載されてる「黒騎士が多すぎる」、収録去年の今頃だったんだよね。
扁桃切除の手術して、退院1週目でリプレイ収録でろくにしゃべれなかったってのをゲラ読んで思い出した。全然しゃべってねーや俺(笑)。

2008年1月22日火曜日

【CM】ちゃんと出るっぽいよ

昨日HJの編集さんから「若獅子の戦賦 2巻は月末には印刷所を出るよ」的なメールが届きました。



いまだにHJのサイトにさえ表紙絵が出てませんが、ちゃんと発売されるようです(笑)。

ちなみに内容は、”きゃらの!”今月号まで連載されてた「監獄島編」ディレクターズカットバージョン(連載時はスペースの都合で削られてた戦闘とかが入ってます)と、一番最初の連載であったところの「黒騎士が多すぎる」を一冊にまとめた感じで。

個人的には雑誌掲載ver.で削られてた戦闘シーンが増量されててうれしい限り。
ノトスが《Sculpt Spell/呪文効果範囲操作》のエロさを知らしめてます(笑)。
読んどけ!


あ、監獄島については先月webにもデータ上げたりしてるんで、興味のある方はどうぞご覧下され。
原案柳田さんで、文書はいしかわが書いてますー。
http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/news/torch.html

まあ俺らの策謀でこの辺の設定一切使わず攻略したんだけどな!

げはは。



あと、同時期に出る魔術師大全は、若獅子~作者であるところの柳田さん参加の翻訳チームによって翻訳されてます。

ウォーロックが強化されるステキサプリですよ奥さん!
4ePHBクラスであるウォーロックの予習にもなる! かも! どうだか!


あと、4e魔法システムのテスト版とでも言うべき「リザーヴ特技」とか、魔法戦士やるならこいつしかいねえ! なアブジュラント・チャンピオンなんかが掲載されてるし、「秘術使いならこの呪文取っとけ!」的解説も充実してるので秘術系クラスやる人には結構いい感じな一冊。

買っとけ!

2008年1月21日月曜日

ま た デ ラ ッ ク ス か

Enworld情報。

WotCはPHBデラックスエディションまた発売しやがる模様。




スコット・ルースはこの商品について

「浮き文様の入った革装で、金箔押しの縁飾り、リボンのしおりなんかが付いてるよ。発売時期はまだ決まってないけど、多分年末のホリデーシーズンに発売になるんじゃないかな」

だそうです。

まだ米アマゾンにしか出てないけど。
      ↓
http://www.amazon.com/Players-Handbook-Deluxe-Core-Rulebook/dp/0786950439/ref=sr_1_1/105-6911801-5049220?ie=UTF8&s=books&qid=1191955900&sr=8-1



アホだ(笑)




ちなみにデラックスじゃない奴はこちら
まだパケ写も出てないけど。ドンマイ。
       ↓

Keep on the Shadowfell

Enworldに表紙が載ってたので、ついでに内容もー。








記念すべき4e第1作目のシナリオ。
H1ってコードが振られてますが、"H"てのは”Heroic”の略なんだとか。
なんとなく漏れ聞こえてくる4eの制作方針意識してるっぽいのが面白い。

クイックスタートルールとadventure booklet(シナリオ?)、players’ booklet(プレイヤー向けルール?) ポスターマップ3枚、プレロールドキャラなんかが入ってて96ページ 30ドル。
「フィギュアの入ってないスターターキット・ただしシナリオがっつり」って感じかね?

ちなみにシナリオは1-3レベル向け。

『Winterhavenて街のそばには廃墟と化した城砦がある。
この砦はShadow Riftってでかい裂け目(こいつはShadowfellに通じるゲート、つまりはこの”世界”の裂け目だった)を監視するために建てられたものなんだけど、裂け目がずいぶん昔に休眠したお陰でいまは廃墟になってるらしい。
しかし、アンデッドのデーモンロード オルクスの信者が再度ここを開こうとしている。それを阻止できるのは、Winterhavenの冒険者たちだけなのだ・・・。』

なんてシナリオっぽい。

Mike Mearlsはこのシナリオについて、以下のようなコメントを出してます。

「でかいダンジョンに挑戦する冒険者気分を存分に楽しめる。いくつかのサブセクションに分かれたシナリオのお陰で、いろんなシチュエーションが味わえるのもいいね。何よりうれしいのはxp回りのめんどくさい作業が4eで少なくなってることだね。」
「シナリオにはいくつかリドルもある。ちょっとした手がかりしかない---まぐれか、でなきゃしらみつぶしに探さないと見つからないような---秘密の部屋もある。技能チェックじゃなく、知恵を絞らないと見つからないような、ね。」
「PHBの内容がちょこちょこ変わるんで、Gregも文書をしょっちゅう直さなきゃいけないようだ---本文にはルールの解説も入ってるからね。大変だよ。」
「このシナリオはPHBの1月前に発売になる。だからシナリオには、このシナリオをプレイするのに必要なルールのすべてが入れられてる---PHBなしでも完全に遊べるようにね。でもそれはちょっと難しいはずさ。だって、D&Dにゃルールがちょっとしかないからね。ああ、ホントにちょっとだけさ。」

2008年1月17日木曜日

旧DDM用 スタットカード2.0の発表時期

そういやルールと一緒にこんな発表が。

DDM1.0で使ってたユニット用カードの2.0版が以下のスケジュールで発表されるんだとか。


1月:Desert of Desolation
3月:Night Below
4月:Dungeons of Dread Release
5月:Unhallowed
6月: Fan-selected All-Stars




結構いいペースだねえ。ありがたや。






ってもアンハロウ以前はallstar以外カードが出ないの確定っぽくてシウマイ。
まあうかつに出しても喜ぶのは中古屋だけってあたりがアレなんだろうけど。


DDM2.0 ルール発表

DDM2.0のダウンロード用ルールブックがWotCサイトに出たよ!

こちら
 ↓
D&D Miniatures Battle Rules

てのを苦楽さんに聞いたので早速ダウンロード。


基本的にはDDM1.0とそんなに変わってないっぽいけど、p10あたりのNew Rulesを見るに

・hpが半分になるとBloodied状態に
 :この状態じゃないとできない攻撃があるっぽい。ほかにもいろいろギミック仕込めそうだよね。
・機会攻撃が”oppotunity attack”って名前に
・Shiftって「機会攻撃を受けない1マスの移動」(=5ftステップ)がある(たぶん特殊能力:いままでもあったけどね)

てなあたりが目に付いた。

あと、p12とか見ると、命中判定が”vs AC”とか書いてある。ACとDEFって値があるみたい。たぶん4eにあわせての変更なんだろう。

他の地味な変更としては


・攻撃法の表記が単語じゃなく「剣」「弓」「扇型」「バースト」の各種アイコンで表示されてる
・p12 Champion Ratingって値ができた:これまでの指揮官値だね
・p12 Factionがアライメントでなくなった----てのは前に言ったとおり。
・p14 ポイント戦はポイントの多寡でクリーチャー数変わる。
    200ポイント戦だとクリーチャー10体までOK 。
・p27 範囲呪文とかのカウント法がマスの交点ではなくマス目になったもよう
    ・・・ってあれ? この人中心点を”場所”にしてる? 


    これまではクリーチャー狙わないとだったのが変更になったのかしら。


ざっと見た感じだけだけど、おおむねこれまでわかりにくかったところが整理されてる感じ。
ルールブックも以前より読みやすくなってる印象を受ける。

ちゃんと読んでみないと判らないけど、いい感じじゃないッスかね?



ちなみにスターターのパッケージはこんなんなる模様。





透明ドーム型なのね。
個人的には紙箱の方が詰めたまんま持ち運びできて便利なんだけどなーとか。

まあどうせ買ったら100均のボックスにタコ詰めにするんだけどさ。



2008年1月16日水曜日

4e 種族紹介

ということで 「4e当確種族」イラスト一覧。
クリックで大きくなるよー。

■人間
 ウォーロード男女。







■ドワーフ
 武器がダサい。あと盾もダサい。

 ドンマイ。










■エルフ
 なんか馳夫っぽい。







■ハーフリング

 濃い。









これら伝統4種族組に加え、新メンバー 3種族。











■エラドリン
 来訪者からPC向け種族に。格下げなんだか格上げなんだか。

 なんかハイエルフらしいが顔が怖い。帝都物語の加藤に似てね?













■ティーフリング

 3eでもおなじみ、悪魔ハーフ。

 ギザギザなみなみの武器を使う習性があるらしい。
 イカス。

















そして新種族。



■Dragonbone



 竜の骨を模した電子ダイス。

 振るとドラゴンの吠え声とともに指定ダイスの目が表示される。

 アメリカ製。


  

写真提供:かわうそ?さん 






ごめんウソ。

■Dragonborn

竜人間。カッケエ。









ちなみにこれらのイラストは全部これに結構な大判で載ってますー。










Dragonboneってギャグを言いたかっただけとかガタガタ言わない。

そしてドラゴンボーンの写真を提供してくれたかわうそ?さんありがとう!

2008年1月15日火曜日

Iconic races --Richard Baker

PCの種族ってやつは、プレイの早い時期から重要な選択になりうるものだ。
1レベル目のクラス同様、一生ついて回るものだし、レベルアップしても内容が変わるもんでもない。
でも、ぶっちゃけた話、今までの版では種族って「能力値修正と特殊能力のパッケージ」でしかなかったよね。

だから、4eでは新しいデザインコンセプトとして、例えばドワーフならSecond Wind(hpが半分切ると回復する能力らしい)が1回よけいに使えるようになったり、エルフならFeywild(新しく作られた世界・いままでの次元界のひとつに相当)を通り抜けて短距離テレポートする、なんていうような高レベル向けの”種族専用特技”を用意した。ドラウやギスヤンキなんかも同様に特定レベルで修得できる独自の能力が得られるようになる。これのヒントになったのはFRのRacial Feat(種族特技・・・だっけ?)だ。


さて、3eの種族ってのは山のように設定されてる(Scramjetチームが下調べとしてコアとFRとエベロンの種族数を調べてみたら135個もありやがった! レベル修正値つけてPC化できるクリーチャーやSavage Spiecies, Dragon誌掲載分除いてこれだ。エルフだけで11種類もありやがんの(*1)。まいったね)。
おかげで今のまま使おうと思っても、能力値の組み合わせをつっこめる”スキマ”がもうない。なんで、しょうがなくもっとでかい能力値修正や種族的特徴つけて、代わりに”レベル調整値”載っけてキャラクター種族間のバランスを取るって手法をとってた。
でも、これって計算とかめんどくさいんだよねものすごく。
なんで、この辺の問題は4eでは新しいアプローチで整理しておいた。乞うご期待。



でだ。種族って奴はD&Dのコアコンセプトに関わるもので、D&Dってゲームを語る上でエルフ、ドワーフ、人間、ハーフリングあたりを抜きにしてはちょっと語れないわけですよ。
でまあ、残りのノーム、ハーフオーク、ハーフエルフあたりはっていうと・・・・・・まあ、ウン、アレだ。
こんなことも考えつつ、僕らは先の135種族リストと3eでのコア種族を比べたりもしていた。どれを入れてどれを引っ込めるか、なんてことも考えながらね。
この作業をやってる間に考えてたのは「リストに足りない種族はないか?」ってことだった。
そのとき出たのは「しゃべる動物っていないね」って意見だった---ちょうどナルニア国物語が映画になってたからね。でも、結局こういうクリーチャー入れるのってシステム的にしんどそうってのと、動物がぺらぺらしゃべるような絵面をなんかイヤなジョークに使われたりしちゃいそうでアレじゃね? なんて話もあって、結局ボツに。
ほかにも大規模なブレインストーミングやってみたりもしたんだけど、結局出たのは「竜人間もうちょっと使いやすくしようよ」てのと、「ティーフリング入れようぜ!」ってことだった。

2ndで生まれ、3rdで育ってそれなりに市民権が得られるようになってきたティーフリングはきっとウォーロック好きには楽しいと思うんだ。うん。
一方、竜人間--Dragonbornは「新しい」種族であり、ティーフリングが持っているような”歴史”を何も持っていない。
でも、いやだからこそ、彼らが「新しい」D&Dである4eに浸透していくことは重要な意味を持つと思う。
考えてみて欲しい。小説やゲーム、映画、TVなんてありふれたものは、ここ10ー15年くらいでものすごく発展した。
でも、これらが伝統的なヨーロッパの様式を受け継いでるか? っていうと決してそんなことはない。
D&Dでもそれは同じなんだ、と僕は思う。


最後に。僕らにはまだ重要な仕事が残ってる。僕らはPC種族をいったん製図板に戻して、それぞれの物語や役割を組み直さなきゃいけない。
たとえば、3eじゃハーフリングは「ただ小さいだけ」の種族だった。身長や体重を決めることはできたけど、「ちょこちょこ歩く人たち」であって「ヒーロー」ではなかったよね。
それにエルフには森、ドワーフには山なんて具合に居場所があったけど、ハーフリングにはそれさえなかった。
僕らは4eでその辺のことも解決しようと思ってる。まあご覧じろ。



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リチャード・ベイカーによる種族の整理・統合の方針とでも言うんでしょうか。
もっと言やぁ「リストラ方針」なんだろうけど。それがこの章の中心ですかね。



ちょっと不安なのは「種族特技増やすのはいいけど、それ取れるだけの特技の余裕はあるんだろうか?」って言う点。

3.5eでは血脈特技(正式名称失念・「ドラゴンの血」とか「地獄のソーサラー」とかあの辺の特技ね)っていっぱい用意してあるけど、実際あんなの取ってる余裕ねーっつーのな(*2)。
ブレスとか「腕が伸びる」とかのために2つ取るのが精一杯てのが普通じゃねえかな、と。
ぶっちゃけ、「他の有用な特技ぐらい有用じゃないといくら用意しといても誰も使わないアレになるよ」って話なんだけど、この辺大丈夫なんかね。
3e→3.5eのときファイター系上級職のアホみたいな前提特技数とかが減らされたりしてたんで判ってるとは思う・・・・というか思いたいが。さて。


んでまあ、ここ見るに、この本が出た時点で
  ハーフエルフ、ノーム、ハーフオーク → OUT
  ドラゴンボーン、ティーフリング → IN
て路線は固まってたっぽい。
この後に続くページでもその辺の解説があるんで詳細はその辺でやるとして。


うーん、ハーフオーク好きなんだがなあ。
ノームもPCにはしないけど、NPCとしてはスゲエキャラ立つんだけどね。メカ使いとか。
いや、”PCにしない”ってあたりが問題なんだろうけどさ(笑)。
まあノームがいなくなる訳じゃないし、得意クラスがイリュージョニスト→バードとか迷走気味だったんでその辺どうにかなるならそれでもいいんだけど。ね。







*1:原文は”Eleven races of Elves”。うまいこと言ってる場合ではない。
*2:特にソーサラーは取りたい魔法修正特技が山盛りあるのに3レベルに1つしか振ってこない特技を「種族っぽさを出すための」特技に振ってる余裕なんざないっての。ノトスのあれはロマン万歳主義の名の元に泣きながら修得してるんだぜ。 ……ほんとだよ?【いやらしいニヤニヤ笑いを浮かべながら】

2008年1月13日日曜日

なんかEnWorldに繋がらない

何でかわからんのですが、ウチのパソコンからEnWorldに繋がらねえ。
「サーバーが見つかりません」ってエラーが表示される。


エラーメッセージ内に書いてあることはとりあえず一通り試したし、セキュリティソフトoffにしても繋がらない。
他のところは楽勝で繋がるんでその辺が原因ではないっぽい。


職場のパソからは繋がるので見れなくはないけど、家で原稿が編集できないのは、その、なんだ。困る。


ううむ。あそこの情報結構ここにとって重要なんじゃが。
助けてアルゴマン!

2008年1月12日土曜日

Power Sources  --Mike Mearls

Power Sources----魔力の源って奴は、これまでのD&Dでは、実のところなんだかはっきりしないものだった。
もっとも初期のころ----ウィザードがマジックユーザーと呼ばれているほど昔のこと、ウィザードはクレリックとは明らかに違う「源」を使って呪文を使用していたし、その後もドルイドやイリュージョニストなんかは同じ「源」で魔法を使ってるってな話になってた----でも、結局のところその「源」がなんであるかって点についてはもやっとしたままだったんだよね。
強いて言えばサイオニックのpowerがはっきり違う「源」から出てる、っていうくらいだったろうか。
4eでは魔法の力の「源」の違いがはっきりしたものとしてデザインされている。
ファイターやローグのような、そもそも魔法を使わないクラスのPC達にも「源」はあって、エピックレベルに達すれば超越した力が使えるようになる。神話に語られる英雄たちのような、素手で建物をひっくり返し、川の流れを変え、神すらもねじ伏せるような力を手に入れることが可能になるのだ。 勇ましき力の「源」martial power sourseはD&D世界において、一般人といと猛き英雄を明確に分けるのである。
力の「源」はゲームの様々な面に影響をもたらす。僕たちは信仰呪文は傷を癒し、秘術呪文がより多くのダメージを与えることを知っている。こういう分け方ひとつひとつが建築用のブロックのように積みかさなって、新しい「源」のモデルを構成する元になっているんだ。

こうした力の「源」への考え方は新しいPCクラスを考える上でも便利なツールになった。 僕らが(コアには入ってない)サイオニックをリリースするとき、君は似たようなシステムを使っているにもかかわらず、秘術とサイオニックの差がより大きいものになっている事を期待していいと思う。 僕らはそのために、PHBのデザインのときには来るべきもののためのスペースを空けておいていたりしているんだ。
例えば、僕らはサイオニックには敵の精神をコントロールするような力を期待するだろ?  だから、僕らは秘術呪文なんかにあった精神操作やチャームなんかの呪文の性能をトーンダウンしてあるんだ。

「源」がしっかり決まってることで、デザインにおけるオプションは拡がっている。
信仰呪文や秘術呪文はそれぞれ独立した魔法のシステムとして構築され、D&D4eでいかにして魔法が機能するかを定義するものになっている。 この変化は大きなものではないが、システムデザインには大きなインパクトを残した。 例えば上記したようなことがあったお陰で、僕らはキッチンシンクに呪文のデザインを残したままにしてしまった。でも僕らは秘術呪文や信仰呪文を、これまでの呪文をコピーしただけのものに成り下がらせることはしなかったんだ。
また、クラス間でどんな差が生まれてこようと、なんの遠慮もなくデザインを行った。ウージェンとヘクスブレードは完全に違うタイプの魔法を用いるようになったし、それぞれには新しい基本ルールを与えることなく準備されたものを使ってデザインされた。
こうしたクラスがそれぞれウィザードと違う形式で魔法を使う事が明確になってから、僕らは新しいpower sourseのもとにこれらをいったん棚上げし、彼らが必要とするやりかたで機能する魔法のシステムを構築して、3eの秘術呪文リストから呪文を持ってこれるようにしたってワケだ。


***

なんか訳文が後半グダグダ気味。 たぶん誤訳が含まれてるので暇な人は調べて教えてください(笑)。 この稿で重要そうな点は3つ。


■Power sourseが明確化される  
わりと謎だった「呪文がどこから来るか」がはっきりするっぽい。
もっともFRなら”織”ってはっきりした「源」があったよなーとか思わなくもないが。4eで ”織”なくなるってのはこの辺のデザイン思想があったせいもあるのかもね。  

でも、もしはっきり分けられるとすると「サイオニクスは一味違う Psionic is different」な時代が帰ってきたりするのかしら。まあサイオニクスに限らんけど。
”秘術呪文だけが無効化される光線”とか”ドルイドの力が消去される金属粒子散布エリア”みたいなものが出るようになったらそれはそれで楽しい気もするな。


■ファイターやローグがとんでもない力が使えるっぽい  
前述されていた「ブックオヴナインソード」化って事だろうね。  
しかも神に匹敵するレベルで発揮できるっぺえ。スゲー!  
そしてその力の「源」は秘術や信仰呪文とは違う独立したもんだよ、と。  
てことはアンチマジックシェルとか効かないとかって話になるのかしら。ToBのワザってどうだっけ?   

■クラス間の「源」差をはっきり?  
なんか最後の段落見てると、へたすっとクラスごとに「源」違う感じになるんじゃねーのコレ。  
それはそれでまたルールの肥大化を呼んでしまうような。  
マルチクラスとかすると大変なことになるんじゃねえの? とか思っちゃうよね。  
でも、ウィザードの呪文とクレリックの呪文の内容がはっきり個性化されるってのはそう悪くないかも。  今までのクレリック最強説が覆される可能性もあるけど。  

文中にもあるけど、この辺の流れを受けて、ウィザードはEnchantment (心術) ・Illusion (幻術) ・Necromancy (死霊術) が削られてる模様。  

リチャード・ベイカーは
「いや、削られるって言ってもチャームとかホールドモンスターまで無くなる訳じゃないよ。幻術や死霊術でも同じことさ。今までみたいに専門化することはできなくなるけど、使いやすい呪文のいくつかは残ってるよ」
述べてますが、はてさて。

2008年1月11日金曜日

シャーンの群塔

HJサイトにキース・ベイカーの「シャーンの群塔」発売のお知らせが上がってた。

うーむ、菅原健さんの表紙イラストがイカスのう。

特に上巻。
スゲエシャーンっぽいよな。

内容もかなりいいって話も聞くし、これを期にエベロンが世間で大流行・・・・・・したらいいなあ。




ついでに同日発売の「若獅子の戦賦」2巻 監獄島編。
買ってやってつかあさい。
雑誌ではカットされたアレとかアレも掲載されとりますけぇに。

まだ表紙絵がHJサイトにも出てないとか微妙に怖いですが。
ドンマイ。

2008年1月10日木曜日

4e表紙デザインはこんな感じ

てのがEnworldに出てたんでご紹介ー。

PHB













DMG













MM













うーん、絵にはあんまり文句ないけど、一枚絵+ロゴってのをみるとデザインは1st~2ndの頃に戻った感じですな。
中学生のころ手に取った2nd日本語版を思い出す。


自分的には3eの魔道書っぽい感じor革張りっぽい処理+枠の中にイメージイラストとかのほうが好みだけど、アレはアレで「この本が何の本なのか判らん」言う人もいたし、難しいやね。

2008年1月9日水曜日

え? 1月?

D16さんに教えてもらったWotCオフィシャルなニュース。

http://www.wizards.com/default.asp?x=dnd/4news/20080108a

これによると、デザイナー向けOGLの公開(PHB,DMG,MMの試作版)が’08 1月有料公開(これ使った製品の販売/公開は8/1から可能)、6/6からは4eのSRDとOGLが無料公開(こっちを使った製品は'09 1/1から公開可能)になるんだそうで。



……なんか適当な会社でっち上げて5000ドル払えば4e今月中に買えるってことか。
円高だし、50人集まれば1人1万で買えるな。

出資者募集(笑)。



しかし、てことはHJが50万出すガッツがあって翻訳チームに死んでもらえれば(笑)8/1には和訳版が出せるってことか>4e
いや50万出せるほど儲かってるのかは知らんけど。
翻訳チームにはもうちょっと訳して欲しいサプリあるしなあ。
マジックアイテムコンペディウムとかルールコンペディウムとかブックオヴナインソード(笑)とか。


ちょっと心配なのは、3e→3.5eのとき、3.5e発売直後から3eのサプリ邦訳されなくなったんだよね。Fiend FolioとかSavage Speciesとか欲しかったんだけど。
これってどっかで「HJは出したいと思ってたけどWotCの方針でダメになった」とかって聞いたんだよな。
や、HJの人に聞いたわけではないんでガセの可能性もあるんだけど、ありそうな話ではあるんだよね。
あのときと同じとしたら、未訳のサプリ群は結構ピンチな気が。

ううむ、品切れ前に買っとくべきか。

2008年1月6日日曜日

そういやWorlds and Monstersが届いてたですよ

4日に。amazonから。
新宿イエサブに「米WotCの方針で英語版D&Dは輸入されません」的なことが掲示されてたんでどーなることかと思ってたけど、なんや予定通りに来てるやん。

いや、AMAZONだけの特例なのかも知れんけど。
あそこ米amazonがベースだし。

こっちもなかなかでかい変更が出てるっぽいですなあ。
気になる記事としては"The end of the Great Wheel", "Chromatic Dragon aren't all evil", "the Feywild", "the Shadowfell", "Astral Sea"あたりかなあ。
やっぱ「これまでがどう変わってるか」、「新しい要素は何が加わるか」が気になるよね。

ざっくり読んだ感じでは結構な変更が加えられてる感じ。
特に、2ndからやってるようなプレイヤーにはかなりキッツい変更が多いような感じ。

こっちも目についた記事からちょこちょこ訳してみますねー。

Expanding the sweet spot ----Rob Heinsoo

あけましておめでトゥレビアーンヌ!
【フランス人の形相で】

といううわけで新年一発目の更新はRace&Classesより。
PCレベルとかNPCの能力とかについてのお話。

***

 3eのPCレベルには”イケてる時期”----スゥィート・スポットがあった。PCの調子が出て、hpや能力がそれなりになってくる4-5レベルがそれだ。このころから、ようやくPCが「使える」ようになってくる。13-15レベルの頃にもう一回同じような時期が来るけど、こっちはクラスによってちょっとばかり違ってくるのはご存じの通り。
 PCの楽しみの中でも最大のものはレベルアップにあるのは間違いないのは確かだけど、でもその一方で強力なキャラクターが弱いキャラクターをスポイルしたり、計算が複雑だとかいろんな選択肢がDMの仕事をより複雑にしてる。
 4eでは、この”イケてる時期”を拡げている。レンジャーみたいな報われないクラスやウィザードでPCを始めても、30レベルにはデミゴッドや大魔道士になれるようにしたかった。最終的には20レベル超でのプレイに早く到達できるように、それももっと簡単にできるようにしたいと思ってる。

 3eの特長のひとつに、モンスターとPCが一緒のルールでいじれるってところがあると思う。PCもモンスターも、能力値を元にhpやセーヴ、攻撃力や技能が計算できる、便利だよね? 4eでも、このツールをPCとモンスターに、でも新しい目的でも使えるよう最適化してみようと思ってる。
 PCとNPC/モンスターとではパラメーターや基本的なゲームの仕組みを共用しない。物語のセンターステージを歩くPCと、ちょっと出てくるだけとか戦闘だけのNPCが同じルールを使うこともないだろ、ってことだ。
 そう、僕たちは4eをよりシンプルにするために、モンスターやNPCをよりシンプルにすることにした。4eのモンスターデザインはPCのエンカウンターをチャレンジャーとして楽しませるように調整されている。ごちゃごちゃした能力のリストや複雑な--例外をベースにした能力は、モンスターよりもPC達のために用意されるようになるだろう

****

この稿での重要なポイントは3つ。
PCが30レベルまでになるって点と、そこにいたるまでが簡単になるっぽい点、そしてPCとNPCではキャラの書式が変わるようになるって点だろう。

 今までエピックって言ってたのをPHBに含めるって事なのか、それとも別のアプローチをとるのかはわからないけど、レベルが上がるのが早くなるってのはいいことだと思う。文中にもあるように、やっぱPLとして楽しいのはレベルが上がるときなのは間違いないもんね。上限を30レベルにするのがいいことなのかどうなのかは正直わからん。いまのmax20レベルでももてあまし気味な現状----15レベル超えたあたりから「僕の考えた超人」展覧会になってることが多いように見えるんだよね。自分のやりたいことをやるだけっていうか。もちろん作り手によって大きな差ができるところではあるんだけど----を見るに、自分がメインで使うところではねーだろうからどうでもいいってのが正直なところでもあるんだけど。
 モンスターやNPCのための能力書式が簡単になるってのは心から賛成。シナリオ書くときにスゲエめんどくせえんだよなあれ。
 具体的には別の記入用紙*が必要になって、最終的にはそれ書いただけで「はいシナリオ完成!」って気分になってそのままシナリオ作るのやめちゃったりとかするくらい。
【クソマスター登場】



文中には

3e:Tools, Not Rules [道具であり、ルールではない]
4e:Tools that Rules [ルールの道具]

なんてことも書いてある。

やっぱりルールを軽くする方向に行きたいって事なんだろうけど、同時に使いやすいモノでないとダメだ、ってことなんだろうね。
確かに、初心者対応とかやってると「ルールが複雑でなかなか手がつけられない」とか「キャラ作りが難しくて」なんて話が頻繁に出てくる。
 2e→3eを見るに、たしかに”3e:Tools, Not Rules”てのはそれなりにうまくいってたと思うんだ(ウソだと思ったらAD&D2ndの頃からやってる人に聞いてごらん。どれだけルールが見やすく、また検索性が上がってることか!)。

 だから、今回もきっとうまくいくんじゃないかな。
 まあ、たぶんね!

 などとスゥィートな期待を抱いてみたり。



*ちなみに記入用紙はこれとかこれ使ってます。使い方はこことか参照。