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土曜は例によって「ゆずるDMだけがのんびりキャンペーンだと言い張り続ける」牧場物語。
PL間の通称は「PL一同阿鼻叫喚 CRが合ってるからと言うだけで強烈なクリーチャーをばんばか出された上、ボス以外の経験値は1/2にされる煉獄キャンペーン」。
とはじめる前に30分ほど言い張り合うっつーか罵りあうのが習いとなっている良くわからんキャンペーンもきょうが5回目。
4レベル(Rgr1/Ftr3)になってますますレンジャー分が薄くなった領主の息子ジョバンニの明日はどっちだ。
******
例によって城に閉じこめられ、竜語かなんかの勉強を強要されるジョバンニの元へ、ご学友ミカエルがやって来るシーンからスタート。
なんでもようやく出世を果たして街の門番から所領の端っこにある石切場の管理小屋詰めの衛兵になったミカエル父から「一人で来て欲しい」とかいう妙な手紙が来たという。
たかが歩いて半日の石切場から手紙、というのもおかしければ、「一人で」というのもおかしい。
ジョバンニ「それはお父上に何かあったに違いない。いやそうに決まっている! これはもう、全力を持って助けに行かなければ!」
ジョバンニは正義の心に燃え、机に拡げてあった竜語のテキストとノートを素早く机の引き出しにたたき込むと、素早く旅装を整え城外に飛び出すのだった。
ジョバンニ「なにしてんだミカエル、早く行くぞ! 具体的には父上とかじいとか家庭教師とかに見つかる前に!」
……正義の心からの行動ですよ?
ホントですよ?
とはいえ、旅に出るのに二人では心もとないということで、素早く街を回っていつものメンツ(スペルシーフディオル、ウィザードフール、そして2人のクレリック(1人はいつものかぶとさんがお休みでNPC、もう一人はPL客商売さん:キャラ名メモるの忘れてた)を同道させることにして、さっそく石切場へ。
ジョバンニ「まあ、石切り場に一人で行けばいいんであって、石切り場から5mのところまでは同道者がいてもかまわんだろ?」
DM「・・・君、ほんとに【知力】7? なんか一休さんみたいにトンチ効いてね?(笑)」
ジョバンニ「大丈夫、【判】は13あるよ? 意志セーヴ上げるために(笑)」
さて、石切場に着いてみれば、昼だというのに槌音ひとつ聞こえない。
道には無数の轍が残されているにもかかわらず。
とりあえず石切場の管理小屋を訪ねてみると、怯えきった顔のミカエルのお父さん・お母さんが。
ミカ父「たいへんだ! 毎晩骨が30人ほどやってきて、石を切り出して持って行ってしまうんだ!」
「何とか食い止めたかったんだが多勢に無勢、あわててミカエルに手紙を送ってみれば、なんと若様が援軍に来てくださるとは! さすが我が息子!」
ジョバンニ「……ていうか、お前いろいろ服務規程犯してね? なんで息子に手紙出してんの? 報告出すんなら軍に出せよ。アホなの? 死ぬの?」
で、まあ放蕩息子にして機会あらば国をおん出てやろうと企んでるジョバンニ的には国の石切場が多少犯されてるからといってどうということもなく。
ジョバンニ「まあ、石なんざ大昔ッから埋まってるだけのもんであって、誰のもんでもねえしなあ。持ってくっつーなら、あげればいいんじゃね?」
ミカ父「……や、あのー……」
ジョバンニ「そもそも石切場自体、うちのじいさんが武力で自分のもんにした土地だしな。暴力で奪ったもんが、暴力で取りかえされるってのも、まあしょうがねえ部分もあるよなあ」
ミカ父「わしらの存在意義を根底から否定せんでくだされ。ともあれ、石はここの石工が奴らにとっつかまってやらされてます。石切場はともかく、奴らだけでも助けてやれませんか?」
ジョバンニ「え? ここの人間捕まってるの?……しょうがねえなあ。
そんなら助けるかぁ。くそ、めんどくせえ。」 ←混沌にして善的ロールプレイ
ということで石工救出作戦開始。
ミカパパによると、骨軍団は3台の馬車とともに石工を連れてやってきて、夜通し石を切り出してはどこへかと持ち去るとのこと。
だったら待ち伏せでよかんべ。ということで小屋に隠れて骨軍団の通過をやり過ごし、後ろから襲いかかる冒険者達。
軍団には指揮官としてワイトがくっついてきていたものの、フールの「効果範囲をロッドで変えたヘイル・オヴ・ストーン(セーヴ・呪文抵抗無効の物理ダメージを与える呪文を、10ft四方x4の望む場所にばらまく)」と数多くのアンデッド退散&滅却のおかげで危なげなく撃退。
石を切らされていた石工たちを解放して話を聞くと、どうやら石はここから半日ほど行ったところにある廃砦のリフォームに使われているらしい。骨を指揮する「伯爵の代理人」を名乗る男に無理矢理働かされていた。には違いないが、飯も給金も出ているという。
DMがえびす顔で口にした「伯爵」に心からのうんざり顔を浮かべるPLたち。
「しかし飯はともかく給金出す強制労働ってのもよくわからんなあ。律儀ものの悪党なんだろか」
「アレって秩序にして悪だっけ? 」
「やー、アレはあんまり決まってなかったような気がー。いやアレが何かは知らんけど」
とりあえず石工たちは凪ガ浦住人だと言うことで、ミカパパ・ママともども送り届けることに。
そして街に着いたとたん、父親(領主)に呼び出されるジョバンニ。
ですよねー。
父「……どこへ行っておった」
ジョ「貴族として友の苦難を見捨てることができず、とるものもとりあえず剣のみを持って石切場へ馳せ参じました。報告が遅れたことは申し訳なく思っております(キリッ)」
ここでDMから降りかかる〈はったり〉 ロール要請。ジョバンニの出目は豪快に1。
父「……お前はいつもいつも、よく飽きもせずに口から出任せが言えるのう」
そう、ジョバンニはこれまでのプレイ中、同じシチュエーションで成功したことが1回しかないのだ!
まあ修正値合計-2だしね!
父「まあ、領民と我が領土の財産である石切場を救ったのは確かだ。その点はご苦労だった。
しかしあの砦……一体何のためにあんなところを……」
件の砦はかつては山間の街道を守る重要拠点だったそうだが、10年ほど前の大雨で街道が再起不能になってからは守るものもなく、老朽化に伴い放置されたものだという。
父「おまけにこんな手紙が届いておる」
ジョ「えーと、なになに? 『この度廃砦に引っ越しさせていただくことにいたしました。ひとまず家令と配下の者を派遣して砦の再建をさせていただきます。つきましては領主殿にご挨拶いたしたく、一度お招きいただきたく存じます。 伯爵』 …………」
父「勝手に砦に住み着こうという割に手紙を送ってくるあたり、妙に殊勝なやつよ。一度招いてみようかと思うのだが……」
PL一同「だめぇぇぇ! 招いちゃらめぇぇ! それはダメ! ゼッタイ!」
ジョ「【知】7の上に〈知識〉 技能一切持ってない身なので詳しいことは言えないが、とにかく強烈にイヤな予感がする(笑)。えーと……『何をおっしゃいます父上! 勝手に砦に住み着こうとしたあげく、挨拶に来るなどと! ここまでナメられては武人としての名折れですぞ! 招くなど断じて否! 決して街に入れてはなりません!』……とこんなところでどうか」
父「よくぞ申した! それでこそ武人の子! ようし、それでは砦に行って、家令とやらを追い散らしてくるのだ!」
ジョ「(くっ……墓穴……か……)……は、かしこまりました」
そんなこんなで廃砦に向かう羽目に。
戦う相手がわかっているため一同げっそり。
途中で「家令」に従って通行人おそってたゴブリンたちをシめてる最中に前回”3姉妹”の三女ハーピィが襲ってきたりもしたが、どうにか撃退。生き残ったゴブリンから情報を聞き出し砦へ。
砦の前は人工的な坂になっており、道はつづら折りになっているという。
つまり坂を登り切るまでは砦の上から射撃され放題ですねわかります。
DM「まあ、城とか砦は普通こういうもんだよね【すごくうれしそうに】」
一同「……ですよねー【鬼の形相で】」
坂を上りはじめると、またもうれしそうな顔で魔物の書IIを開きはじめるDM。
一同げっそり。
そこに現れたるは、3匹のスパインドデビルと、同じく3匹のヌッペリボーでした。
ギャー。
DM「じゃあスパインドデビルは最初の行動で仲間を呼びます……なんだ、2匹しか出ないや。せっかく経験値にならないのに」
ジョ「うるせえ! 死ね!」
ということで戦闘開始。
っても足下の不自由な地形を飛び回り、かつ主武器が飛び道具のスパインドデビルは無駄に高いAC(24)とDR/魔法もあいまって鬼神のように強い。悪魔だけど。
とばしてくる棘も頑健ミスると移動速度が落ちるとか命判下がるとか言い出すし。
おまけに死にそうになったらスティンキングクラウドはなって逃げやがる。
どう考えてもCR4じゃねえだろこいつ。うっぜー。
前衛が前進した隙に後衛の方攻撃集中して2人ばかり死にかけるし。
ぶっちゃけ全滅するかと思ったが、2人のクレリックが傷を治しまくり、グリッターダストやらグリースやらで足止めして切り刻んでようやく勝利。
ぶへえ。
その後、砦本体の攻略へ。
城門は開け放たれており、中庭には3人ドワーフが杭に繋がれている。格好から、どうやらここの仕上げをやらされてる石工らしい。
ジョ「……(あからさまに罠くさいよなあとか思いながら) じゃあ、石工の方に向かって歩きます……」
DM「(すごくうれしそうに)では、城門の上からすごく大きな蜘蛛が落ちてきます。サプライズラウンドだよね!」
ジョ「あっはっはっは死ね」
ええ、ヒュージスパイダーでした。
その後、戦闘音を聞きつけて砦からは家令(レベル持ちワイト)がガスト4体連れで飛び出し、中庭の井戸からはさらにモンストラスセンチピード(ヒュージ)が。
ギャー。
とはいえこちらには+1アンデッドベインカトラスもあるし、そもそもジョバンニは得意な敵(アンデッド)持ちなので、こんなところで負けるわけにはいかない。
でも伯爵は勘弁してください。
城門周辺の地形を使って遮蔽をとりつつ戦闘する一同。
ジョ「みんな! ガストの麻痺と蟲どもの毒、あとワイトのエネルギー吸収に気をつけろ!」
ディオル「全部じゃねーか!」
ミカエル「そもそもどうやって気をつけたらいいかわかりません」
ですよねー。
ジョバンニはとりあえず《強行突破》 で他PCの道を開きつつ、デカぶつから挟撃位置で切り刻む方向性で。
その間にクレリックがガストをアンデッドターンで抹殺していく。
ウィザードは召喚術で”抵抗できない”嫌がらせを行い、その間にダメージディーラーであるところのディオル・ミカエルが暴れるという非常に典型的な展開に。
結局痺れるものもレベル吸われたものもなく、無事皆殺しにした敵の所持品をあさる冒険者たち。
まあランダムトレジャーで出目が悪かったからスゲエ宝物ショボかったけど!
銅貨20000枚とか! いやがらせかよ!
ともあれ、どうにか家令を滅ぼし「伯爵」の侵攻第一歩は食い止めることができた。様な気がする。
というあたりで時間が来たので終了。
ホントはこれからダンジョンだったらしい。
どんだけSなんだお前はと。
とまれ、ほうほうの体でなんとか凪ガ浦に帰還したPC一同は口々に「もうイヤだ寝る!」と叫んで風呂も入らず着替えもせずにそのままそれぞれのベッドにのめり込むようにして眠りにつくのでした。
ジョ「……しんどー」
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やっぱ片手剣だと限界あるなあ。
そろそろ両手剣の時期なんじゃろか。
でもレンジャーなんだから二刀流とかしたいよねえ。
《大刀二刀流》とか使って両手サーベルで暴れたいというロマンが。
でもこのDMあいてにAC2と命判2下げて生きていけるのだろうかというそこはかとない不安が。
ぬむー。
しっかし後期サプリの敵はやっぱりひと味違うのう。
もっと遠距離射撃徹底されてたら完封される危険すらあったよ今回。
あっぶねー。
こっから先もあの手のアレが来るのかー。
ぐへえ。
ラブライブ!スーパースター!! 第3期第7話
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今回は上海でLiella!メンバーと一緒にパフォーマンスをして、少しづつ心境が変化していくマルガレーテと冬毬、そしていずれは11人でと思っていても2人を見守るかのんの3人のお話。
元々作品として11人のLiella!というゴール地点は最初から決まっていますが、敵対していたマルガレーテをそこへ合流させる...
3 日前
3 件のコメント:
いつも楽しく拝見させて頂いております。
今回のは、よりよく何気ないゲンナリ感が
出ていて、笑えました。
いやー
あの日は
俺は仕事疲れでヘロヘロ、ミチさんも
仕事で呼び出されてなんかヘロヘロ。
あなたもお葬式疲れでヘロヘロで
むさきちさんも二日酔いでヘロヘロ
とほとんどのメンバーがヘロってた
ので早めに切り上げたのでした。
ちなみに忘れてるかもしれないけど
あの大きな蜘蛛と大きなムカデは
伯爵の大事にしているペットで
フィーンディッシヒュージモンスト
ラススパイダーの「アルフォンス」
愛称「アル」とフィーンディッシュ
ヒュージモンストラスセンチピード
の「エリザベス」同じく「ベス」
でした。
ちゃんと領民に給金も払って引越し
のご挨拶に伺おうとしている伯爵に
君の家は冷たいよね!
あの日のセッションでジョバンニ
一行は伯爵の家宰のポーや忠実な
従僕のガストたちを皆殺しにした
挙句に伯爵が大事に育てたペット
のアルとベスを虐待死させたうえに、18体のスケルトン(内2匹は高価
なスペルスティッチド)
を破壊してスケルトンホースを2体
破壊し馬車2台を奪い去るという極
悪非道の所業を働いたわけですね。
1年半後に引っ越す予定の伯爵が
どれだけお怒りになるかDMにも
予想がつきません。
いやーほんとに勉強したくないから
って引っ越してくるお隣の家族に
嫌がらせをするなんて。
大阪の引越しおばさんより怖いよね。
ジョバンニ、恐ろしい子。
>Sethさん
まあみんな疲れてるてのもあったですが、嬉しそうに悪魔本取り出されるとぐったりしますよねやっぱりw
>ゆずるさん
>忘れてるかもしれないけど
そうそう、名前付きだったのは覚えてたんだけど、名前を覚えてなかったんでオミットしてたんよ。
>引越しのご挨拶に伺おうとしている伯爵に
無断でひとんちの砦を占領するのを引越しというほど凪が浦は平和な土地じゃねえぜw
>1年半後に引っ越す予定の伯爵が
つまり1年半はこないんだな!
おし! 国を挙げてニンニク畑をつくるぞ!
【サンシャイン牧場にハマった人の形相で】
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