2009年6月5日金曜日

『シノビガミ』買った


POPUP RPGさんなんかでレビュー出てたんで買ってみた。

スゲエ! 山田風太郎忍者が再現できるよ!

やっぺー。壁とか土にとけ込んでそっと敵に忍び寄って気づかれないままに相手捻り殺す忍者とかやりてー。
そんで板にとけ込んだ状態で刺されて河原に晒されるの。

【そこまでは再現できません】

【いやまあ言い張ればできるけどさ】

ゲーム的にはPC間での競争的な部分があったり互いの秘密を探り合ったり情報交換したり、とTRPGとボードゲームやマルチゲームのテイストを上手くハイブリットにしてる印象を受けました。
迷宮キングダムとかサタスペあたりで培ってきたものをさらにブラッシュアップした、みたいな。

ルールが新書で70ページ程度とスゲエ軽いもんだけど、その分「ルールが志向するやりたいこと」がはっきりわかっていいカンジ。
忍者スキーが集まって軽くさくさくっと遊ぼう! なんて時にはスゲエいいゲームだと思います。
まあまだプレイしてないんでリプレイ読んだ感じとルール読んでの想像でしかないんですが。
ドンマイ。



それはそうと、このシノビガミ、「特技」(D&Dで言う技能っぽい)と目標値の扱いがちょっと面白い。

このゲーム、基本的には「特技チェック」とでも言うんでしょうか。「指定された特技について2d6振って目標値以上を出せば成功」ってシステムなんですな。
で、その基本値は通常5。つまり2d6で5以上なら成功ってシステムです。

各PCは作成時に以下の特技票に「職業特技3つ」と「趣味特技2つ」「隠し特技1つ」が修得できるようになってるんですが。

ごらんのように66個も特技があるんで、適合する特技持ってない場合もざらにあるわけですよ。

じゃあどうするかっていうと、例えばGMに「対人術」でチェックしろって言われて特技持ってなかった場合、「自分の持ってる好きな特技から上下左右に何マス離れているか、離れてるマス数分だけ」難易度が上がる、ってシステムなんですな。

例えば対人術ないけど「傀儡の術」持ってれば縦に3マス離れてるんで5+3=8でチェックできる、と。
んで、持ってるので一番近いのが「言霊術」だったりすると4マス(細いのも1マスとして数える)なんで9になっちゃうと、こういうルール。
術(行為)の系統が違うとそれだけ難易度が上がりやすい、と言うシステムなんですね。
んで、クラスで取れる特技は左右の細いマスを塗りつぶせる(カウントしなくてよい)ルールになってます。
うーむ、なるほど。こういう表現のしかたもあるんだね>クラス技能の優位性の示し方


で、思ったんだけどさ。
このシステム、4eで技能チャレンジにつかえないかなあ。

縦軸に〈知識〉、〈運動〉、〈情報収集〉なんて具合に技能のカラムとって、適当にマス目つけて「コアになる技能から離れた分だけDC+2ずつ」とかってすると、比較的わかりやすくできるんじゃねえかなーと。
あらかじめマトリックス作っておいてPCに公開して使う、でもいいし、技能チャレンジごとに専用のマトリックス用意してもいい。
ちょっと面白そうじゃね?


というわけで、誰か作ってー。
【他力本願寺住職モード】

4 件のコメント:

SA.星忍冒険 さんのコメント...

面白そうなゲームですね。

シャドウラン2版の技能ルールがこんな感じだったような(うろ覚えですけど)・・・技能代用の部分だけですけど

いしかわ さんのコメント...

そうですねー。
1200円なら腹立たんレベルには十分達してるかなーと。
リプレイも面白かったッスよ。

シャドウラン2版! へー。
けっこう昔からあるんですかいのう。

匿名 さんのコメント...

はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。

ところでシノビガミの特技が72個と書かれておりますが表を見る限り66個に見えるのですが……
いかんせんルールを持っておりませんので間違ってましたらごめんなさい。

これからも頑張ってください。

いしかわ さんのコメント...

HAHAHAHAHA!
おいおいスティーブ、何言ってるんだい、6列x12行なんだから72個に……

1 1 行 で し た ギャー。

オース! 1モカごっつあんでーす!