2010年3月19日金曜日

3.5eやってきた in 牧場物語

ゆづるDMの牧場物語(とはかけ離れた冒険修羅道プレイレポ。
や、今度の土曜までに書かないと経験値がもらえないのでw

過去ログ
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2)http://4thcage.blogspot.com/2009/07/35e.html
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5)http://4thcage.blogspot.com/2009/10/35e.html
6) http://4thcage.blogspot.com/2009/11/35ein.html

さて当日。
6人パーティのところ、2名お休みとのことでのっけから絶望ムードに。
「いないのは前衛とクレリックか……終わったな……」
「凪ガ浦の港も今日で見納めか……」
屠場に引き出される家畜のような足取りでシナリオ開始。

や、結局NPCとして参加してたし、俺も前回休んでたからあんまり言えんけどな! 余裕!


んで、前回休んでる間に凪ガ浦領主であるところのお父上が投資に失敗して借金してたっつー話だったのが、「じつは凪ガ浦の旦那衆ご一統がお父上に乗っかって家や商売担保にして借金して投資してた」事が発覚。

それ借金で首が回らなくなる典型的なパターンじゃねえか。そもそも投資とかリスク満載のもんに借金して突っ込むのはアホの所行としか言えん。
しかも町ぐるみ。この田舎ものどもめ!

と罵ってばかりもいられない。
話を聞けば、南方の大商業都市イスカンダーリアの東方からの香辛料取引に大金つっこんだものの、その香辛料を積んだ荷が届かないとのこと。
んじゃ、とりおあえずそのイスカンダーリアの商人ねじ込みゃいいんだろ。
とばかりに船団引き連れてイスカンダーリアへ。

え? 船団ですか?
万が一荷が届いたときのためのものですがなにか?
完全武装の現役兵士満載してるけど。

や、他意はないですよ?

ほら、海賊とか出る海域だし。
あと力仕事には兵士がいいよねやっぱり。


他意はないですよ?



おら野郎ども! いつでも襲撃できるように、武器には油引いとけよ!

【海賊に先祖帰りした形相で】


長いので切る。

イスカンダーリアに到着次第、まずは投資先であるフサイン紹介へ。
フサイン「おお、よくぞいらっしゃいました。我が息子よ」
ジョバンニ「……息子ね。商売がどうなってるかを聞いてから、あんたを父と呼ぶかどうかを決めさせてもらおう。てか金返せ
フサイン「まあまあ、ひとまず風呂にでも入っていただいて、食事をとりながら話をしましょう」

屋敷の蒸し風呂からオリーブ油でのマッサージで全身ぐだぐだにされる。
ジョバンニ「だ、だまされるな! コレは孔明フサインの罠だ

さて、山海の珍味が並ぶ夕食会で再度フサインを問いただすと、どうも香辛料は陸路でイスカンダーリアに向かっている最中とのこと。ところが、予定の期日に達しても、商隊は都に着かないという。
フサイン「どうも、都から3日ほど行った先にある涸れ谷(ワジ)で足止めを食っておるようなのです。涸れ谷にはハイエナ人が関門を立て、通行料を取り立てておったのですが、ここ数週間、関が閉じたままになっているというのです。私も手の者を派遣しましたが、未だに帰還した者はおりません。」
「……ところで我が息子よ、お父様の手紙によれば、あなたはなかなかの腕前だということで」
ジョ「……行きゃいいんだろ行きゃ!

せめてものいやがらせとしてフサインに砂漠用の装備を整えるよう要請したら、一瞬も困る様子もなく、必要なもの一式を用意される。
フサ「ではよろしく、我が息子よ」
くっ、金持ちめ……。

涸れ谷に着いてみれば、噂通り関は閉じられたまま。見張りに立ってるはずのハイエナ人(ノール)の姿も見えない。
関の前で、門が開くのを待っているという隊商に聞けば「ここ数日、関に人影が来た様子がない。といってヘタに押し破ればハイエナ頭どもが襲ってこないとも限らないし……」とのこと。
関の門は内側からでないとあけられない仕組みになっていたので、ディオルとジョバンニが先行して巻き上げ機を動かすことに。
と、関の壁を登り切ったところで、内側から体を食い破られて死んでいるノールが2体。

ジョ「……そうか……今回は物体Xか……」

なんにせよ、うかつに触って寄生虫に飛びかかられたりしてはかなわんと、門前で待ってる隊商たちには「俺たちが帰ってこなかったらフサインにその旨を伝えろ、あと門からこっちに入んな」と言い残して早々に奥に向かって進む。

ノールはいわゆる穴居部族で、居留地は柔らかい砂岩に穴を開けて住居にしている模様。
なので、涸れ谷の左右に切り立った崖には蜂の巣のように無数の住居穴が空いている。
辺りを見回せば、ノールや馬の死骸があちこちに。
どれも例の「内側からのアレ」で死んでいる。
馬車が止まったままになっているとのことで、荷札を調べて回るもフサイン商会の荷はなし。ということで、保税倉庫を調べることに。

保税倉庫には外からカンヌキがかけられていた。
ディオル「外から……だれか余計なことしてるやつがいるってことですかね」
案の定、入り口付近でノールが一体死んでいる。
ジョ「……こりゃあ、中にいるな」

倉庫には東方からの交易品がみっしり詰まっており、スパイスと香のにおいでむせかえるよう。
とはいえ今は『敵』の方が重要、ということで「前後左右上下に最大限に気を配りつつ落ちている針ひとつ見逃さない心意気でジリジリと前進する」と宣言しつつ警戒心のかたまりみたいになって進む。
が。

DM「じゃ〈聞き耳〉どうぞ」

……ですよねー
【鬼の形相で】


結局虫のような生物3体のご歓待を受けることに。

DM「じゃあ〈知識:次元界〉で」
全員「!」 「ギャー!〈自然〉がいいよぅ!そうしよう!」 「 せめて〈魔法学〉にィィ!」
とかなんとか口々に叫ぶも、何の容赦もなく進行されるゲーム。

飛び出して来たものの正体はエコリド
だから魔物の書はやめろっつーの!
エコリドは小型にもかかわらず7回攻撃してきて、しかも命中毎にセーヴを強要し、失敗すれば1Rで孵化する卵を生み付けていくド外道クリーチャー。孵化したら体を食い破って1d6ダメとかいいたれやがるし。あまつさえCR4。意味がわからない。

DM「あ、ちなみにさされた後はすごくかゆいです」
ジョ「うるせえ! 死ね!」

DMの出目が(例によって)やたら良く、一同ヒィィィィ! とかギャワー! とか壮絶な悲鳴を上げながらなんとか倒しきる。
ジョ「……こんなのに襲われたら、普通の村なんざ1日保たんな……」

さて、保税倉庫には予想通りフサイン商会の香辛料やらお香やらの交易品が詰められていたので、一度門まで引き返し、荷馬車を引き連れて戻って商品を回収。
ついでに3つのヒューワーズ・ハンディ・ハバサックの潜在能力をフルに生かして余所の荷をちょろまかしてみる。ランダムで決定したので、一つは鉄鉱石だったりしたけど。ドンマイ。

荷積みには2時間ほどかかるとのことで、その間に他のエコリドがいないかどうかを警戒しまくる我々。
しかし、いくら警戒してもボーナスは一個も着かないクソマスターであることがわかったので、むしろいそうなところに打って出る方が良かろう、ということで、あちこち家捜しを。

やがて、一番大きな洞窟の奥に魔法陣を発見。
魔法陣の前には立派な身なりのノール司祭が倒れている。
フール「(〈魔法学〉ロール)……悪魔召喚用の魔法陣ですね。思いっきり間違ってますが
ジョ「……ですよねー」
どうもプロテクションのサークルの向きが逆だったっぽい。あー、あるある。
【危険な同意内容】

ともあれ、冒険者の本分として、死者に敬意を払いかつ遺族に残された遺品を届けるため、価値の高そうな品から順に確保する作業を終えた我々は、あまりの惨劇に沈痛な面持ちを浮かべながら洞窟を後にした。

ら、洞窟の前にノールとハイエナの一団が怒りの形相もあらわにお待ちかね。
ノール「貴様ら、だまし討ちとは上等なまねを! だからワシは人間と交易などするなと言ったのだ! だがこうなった以上、ワシに文句を付けるヤツもいなくなった! これからはワシの思った通りにさせてもらう!」
良く見れば奴らも全身掻きむしってる。
ジョ「いや、お前ら、変な虫に刺されたろ? そいつらのせいだって。お前らの司祭が呼び出したみたいよ?」
ノール「ふん、あんな虫など皆殺しにしてやったわ! 倉庫に何匹か入ってるけど、アレもほっとけば死ぬだろ! そもそもわしゃここの奴らも人間も気に入らなかったんじゃい!

ですよねー。

ということで戦闘。
さっきのエコリドとの戦闘でリソース消耗してるとはいえ、普通の人型生物ならそうひけはとらん。
多少の損害は受けたものの、なんとかノールを撃退。
残念ながらノールのリーダーを取り逃したが。
ドンマイ。

とかなんとかで、フサイン商会に帰ってからのこと。
なんだか遺族のために確保してきた「光る石」にフサインが妙な関心を示す。
フサ「コレは蛍水晶! 最近とれなくなってきて、ずいぶん価値が上がってきているモノですよ。どうも砂漠に出る怪物のせいでとれなくなったと聞いています。」
ジョ「ああ、大変だね。じゃあ俺たちはスパイスもって帰るんで」
フサ「おお、さすが我が息子! 怪物の首を狩ってきてくれるなんて!
ジョ「言ってねぇぇぇぇ!」

まあ船の準備に時間がかかるとか、実プレイ時間が非常に微妙な時間だったこともあり、結局怪物狩りにいくことに。
モンハンかよ!

んで、蛍水晶掘りの少年カシムを道案内に、くだんの水晶掘りの村へ。
カシム「蛍水晶は夜になると真っ暗な砂漠にぼんやり光っているんです。だから僕たちはその光を頼りに砂漠を旅しています」
はー、なるほどね。
カシム「でも、最近はその真っ暗な中に怪物が現れて、光に近寄って言った者を食い殺してしまうんです。僕たちは蛍水晶以外に生きる道を知りませんから、それでも水晶掘りに行くんですが」
おいおいおいおい。


ところでその蛍水晶って実際のところなんなんだ?
疑問を抱いたままにカシムの案内に従って蛍水晶掘りの村に到着。
目の3つあるラクダや足の多い山羊、妙に大きいキノコなど一風変わった動植物がいっぱい。
そういやカシムも右手の指6本だねえ。

ジョ「……うん、なんかわかった。や、PCはわからんけど、とりあえず蛍水晶にはなんとなく触らない方向で
残り全員「うんうんうん」
DM「えー、すごくきれいだよ? 闇の中でぼんやり光って」
全員「うるせえぇ!!」


さて本題。
くだんの化け物(アペプ)は蛇のような、でも翼を持つ怪物で、夜の砂漠に潜んでは人を食うと言うことらしい。何でもその姿を見て帰った者はいないとか。
ジョ「いや、じゃあなんで蛇みたいってわかんのよw」
DM「伝説ってのはそういうもんでしょ。誰もいない校舎の階段が13段になってるとか」

とはいえみた者がいない、買い物もできないとなればできることもたいしてない。
とりあえず蛍水晶掘りが襲われてるなら、ってことで水晶が出る砂漠を夜うろついてみる方向で。
幸いみんな陽光棒はようけ持っていたので、光をつけた状態で先を握り込み、なんかあったらすぐ光を出せるようにしておくことに。

砂漠にはあちこちに非常に大きな蛍水晶が落ちており、近寄ると魅入られるっぽいのでなるべく目を合わせないことにするw
このDMのことだからほかのランダムエンカウントも想定していくぞと言うパーティ全員のコンセンサスの元、適当な距離をとりながら砂漠をうろつき回る。

なかなかアペプは出現せず、かわりに拾いモノの蛍水晶ばかりが増えていく。いや、コレはコレでおいしいけどw

そして3日目。ついにアペプが現れた。
アペプは砂の中から突然立ち上がると、前足から背にかけて伸びている翼をバサリと広げ、目玉のような文様をぶるぶると震わせた。なにやら、ジバリング・マウザーの”声”のようなモノが聞こえる。

DM「じゃ、意志セーヴで」
全員「ギャー! やっぱりー!」

アペプは全身を生きた毛のようなうねうねと蠢く触手に包まれた奇怪な生物で、どうも普通の生き物にはない妙な力をようけ持ってるらしい。
ディオル「またスードゥーナチュラルですか……好きですねぇ……」
DM「うるさい! あ、砂地は移動困難地形なんでよろしく」
全員「ギャー! この人でなし!

とはいえ、手が多い方が有利なのは変わらず。機会攻撃上等で後ろに回り込んだジョバンニと挟撃をとる形でがしがしダメージを与え、妙なパワーを使われる前に抹殺成功。
とりあえず証拠として首を落として持ち帰る。額の部分に大きな蛍水晶がめり込んでおり、どうもこれが妙な変異の原因ではないかと推測しつつ。

ようやく帰還を許された我々は、凪ガ浦へと帰還する--のだが、当然のように現れる海賊。
どうやら前回出てきた海オーガとホブゴブリンの編成部隊らしい。
とはいえこちらも軍艦連れである。負けるわけにはいかない。
〈職能:船乗り〉技能を生かして敵の船の舷側に自船を突っ込み、敵船(ガレー)のオールを束でへし折ると、そのまま船に乗り込み攻撃を開始する。とりあえずイニシアチブが早く、ACの高いジョバンニが仲間に挟撃を提供すべく突っ込む。
ジョ「我こそはジョバンニ! 命の惜しくない者はかかってこい!」

ええ、船に乗っている10匹のホブゴブリンが全員襲いかかってきました

ジョ「むははははは! 全然平気!
グレゴオル「hp残いくつですか?」
ジョ「
全員「いやそれ死ぬから!

あわててアホな主君の後を追い、船に飛び込む戦士たち。

そんな中ウィザードのフールの範囲変更したインセンディリ・スライムがうなり、敵全員を油の範囲に落とし込む。
そしてそこに、やはりフールが召喚したヘルハウンドが炎を吹き付け、瞬時に戦況を逆転させる!
瞬く間に炎に包まれ焼け死ぬ敵兵。
DM「あー、やっちゃったか……じゃあ、船の表面のタールに火が燃え移ります」
全員「え?」
DM「延焼なんで、火に包まれた範囲毎ラウンド5ftずつ広がります。内にいるとどんどん焼けるよー。ガレーの動力になってた奴隷も鎖につながれてるからみんな焼け死ぬね」
全員「ギャー! さっさと船を引き離せ!」

その後、焼け死にそうになりながら何とか自船に這い上り、延焼した火はフールが召喚したウォーターエレメンタルでどうにか消し止めつつ、なんとか離脱に成功する。
はひー。

そんなこんなでどうにか凪ガ浦へ帰還。
町の危機を救って住民衆に恩を着せつつ、「こんなところ出て行ってやる」と堅く心に誓うジョバンニであった。

2年後には伯爵来るしな!
【ガチでびびり入ったツラで】

2 件のコメント:

ゆづる さんのコメント...

おぉ!息子よ!

いつもながら面白いレポート
じゃのう。

問題は明日で最後のむさきちさん
の後任を探さねばならないこと
じゃのぅ。

んじゃ明日は牧場なので
あいませう。

いしかわ さんのコメント...

やれやれ、どうにか間に合ったよ>レポ

むさきちさんも沖縄かー。
ローグ枠……どーすべなぁ。

んじゃ明日ー(きょう)。