Classic Horror Reviced
D&D古典モンスター本シリーズ、今回はホラー風味クリーチャー編。
James Yacobsが編集リーダーなせいか、CoC風味が強い。
扱われてるのはデロ、ハグ、フレッシュゴーレム、マミー、ガーゴイル、ヴァンパイア、ゴースト、ウォーキングデッド(ゾンビ、スケルトン)グール、ウェアウルフの10種。
それぞれにEcology(死んでるやつらは”Necrology"なのがイカス)、住処と社会、キャンペーンでの役割、バラエティ、著名なクリーチャー、サンプルなどが用意されている。
デロってドワーフとかノームの亜種なのかと思ってたら、「子取り鬼」とかの伝統クリーチャーなのね。知らなんだ。
ガイギャックス先生がオリジナルなんだそうで。へー。
例によって”特徴ある”クリーチャー用のオプションとか特技とかテンプレとかがクリーチャーごとに詰め合わせになってる。
面白かったのは「ガーゴイルのトロフィー」かな。
ガーゴイルは本能的に「殺した相手の一部や持ち物を”記念品”として巣に飾る」って習性があるって話で、例によってランダム決定表があるw
『手フェチ』なガーゴイルは殺した相手の手を自分の巣の周りの塀に一本ずつ串刺しにしたておいたりするとかそんな話。
なんかこれだけでシナリオのネタになりそうだよな。『遺産相続のために必要な指輪を取り返してくれ!』とか。
あと、ガーゴイルは表面が宝玉で覆われたジェム・ガーゴイルとか、寒冷地仕様のガーゴイルとかいろいろイヤ能力持ってる奴らが紹介されてるので、PCの暴虐に悩むGMにもうってつけだ。
強化系だとヴァンパイアのもヒデエ。
いろいろ特殊能力テンプレが紹介されてるんだけど、どれも(CR+0)なの。CR指定してる意味ねぇっつーの。
ちなみに特殊能力は≪Anceint Youth≫(外見が子供になり、〈はったり〉とかにボーナス)、≪Noble Dead≫(高貴な血を引いてるので退散に抵抗ボーナスとか)、≪Sunlight Resistance≫(日光にちょっと強い:1Rにつきmax hpの1/3ダメージしか受けない)、≪Swarm Form≫(バットやセンチピードとかのスゥオームに変身できる)などがあるので、アルカードごっこができる。ヤバイ楽しみ。
あと、ウォーキングデッドにやたら爆発する特技が用意されてたり、変な病気持ってるやつが多いとか無駄にイカします。
CRほとんど増えないしw
そして、やたら設定が濃く紹介されてるグールがまた。
参考文献に「ピックマンのモデル」とか「カダス夢幻境を求めて」とかが入ってるだけあって、CoC的なグールができるようにいろいろ工夫されてる。
たとえば≪Brain Eater≫は脳みそ食ってパワーアップ! な特技で、1時間の間意志セーヴと【知】ベース技能に+2できる。
≪Civilized Ghoulishness≫は「人間として街で暮らすグール」のための特技で、人間に化けるための〈変装〉+10とかなかなかの狂いっぷり。
ほかにも「別の種族のグール(ジャイアントとか)」とかのイヤ設定がようけあって非常に楽しいです。【GM的に満面の笑みで】
え? モンスターばっかり?
大丈夫。ジャパニメーションの影響を濃く受けているPFのこと、しっかり萌え要素も用意されてる。
掲載されてるウェアウルフのサンプルキャラは妙齢の女の子で、本書のなかでも最高レベルの露出度と、エロミイラレベルのエロいプロポーションを誇る。
やっぱメリケンはこういうデコボコの激しい体型好きなんだねぇ。おまけに変身のせいか、服は限界までビリビリに破れてるし。エロ-い。
本日は特別に、その画像をスキャンしてお届けしよう!
ケモミミ美少女のエロイラストを存分に堪能するがいい!