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2009年4月11日土曜日

Google Book

某出版社の方からメールで情報いただいたんで、ちょっと続き。

「絶版本のみ対象? ならいーじゃん」とか思ってたら、実際には『2009年1月5日までに「米国で」流通していない本がすべて掲載対象ですので、米国で売られていない、日本語訳された書籍は絶版でなくても全部掲載の対象のようです』なんだそうで。

おいおいおいおいおいおいおいおい。
じゃあアメリカ国外の本のほとんどが対象って事じゃねえか。

「絶版にするとかしないとか  
 そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ  
 アメリカ流ジャイアニズムの片鱗を味わったぜ…」

まあ読み手である俺らにとっちゃありがたい話ではあるんだけど、さすがに現行流通分まで載っちゃうとアレだよなあ。
「部分部分欠けてるからいいでしょ?」って理屈なんだろうけど、「絶版本云々のしばりはアメリカ国内だけ」とか所々に垣間見られるアレなアレが、アレだ。なあ金沢。

たぶん法廷戦術としては
1)出版社は売り上げに与えた影響を証明しないと訴訟できない
  →絶版本なら関係ない・「部分しか出してないから影響ない」って言い張る
2)作家個人の訴えならケンカは容易い。ぶっちゃけ負けても安く済む
3)一番面倒な集団訴訟は作家協会と和解したことで避けられてる。
  むしろ「Googleは作家協会との和解に基づいてやってるから、ケンカなら協会とやれや」言い張る
ってあたりなのかなーと。
いや知らんけど。
だとしたら作家協会はいい面の皮だなあ。まあアメリカ以外のことは想定してなかったのかもだが。



あと「部分プレビュー」ってのはこういう事ね。



こういうのが本文のあちこちに(たぶんランダムに)含まれてます。

ちょっと不思議なのは、「全文検索」がウリなんだよね>Google Book
じゃあこの「欠けた」ページに検索引っかかったらどうなるのかってのが。
データがないと困るだろうし、あればそれ狙ってクラッキングする奴が出てくるだろうし(笑)。

あとpdfでダウンできる奴ってのがこういう欠け部分あるのかどうかも気になるね。

2009年4月10日金曜日

Google Book Searchを見てみた

Google Book Searchがどれくらいヤバいのか?
実際に使ってみよう。

ということでベータ版Googleブック検索にアクセスしてみる。
http://books.google.co.jp/books
あ、もう日本語化されてたんだ。びっくり。

ではさっそく。検索語を「dungeons and dragons」でやってみたところ1050件hitあり。



なんすかこの見慣れた表紙群。
コアルールはもちろんのこと、Dummiesも小説も入ってるよ!

下の方みるとAD&Dのころのモンスターマニュアルなんかもある。
そのほか、種族本なんかはもちろん、4e発売直前に出てたRaces&Classesなんかもあるよ!
まだ本文データは見れないみたいだけど。

本文データがあるのは「部分プレビューの書籍を検索」って記載のあるやつだけっぽい。じゃ、記載されてるDungeon Masters for Dummiesはどんくらい見れんの?



読める。
おもっくそ読める。
何が「部分プレビュー」なのかわからんくらい読める。
あ、黄色くハイライトされてるのは検索語ね。

んで、ざっと見さすがに本文をコピペしたりはできないし、書誌情報以外の部分は保存も印刷もできないみたい。
ま、そらそうだよねー。
ものによってはpdfのダウンロードもできるみたいだけど。

でもpdf化されてないやつでも(ここでやってるように)一回画像として取り込んでからOCRかけるとかって手はあるだろうし、この辺の作業を一括でやっちゃうソフトを作ってばらまくやつが出るんだろーなーとか思わんではないけど。
単純にページごとに印刷するソフトができるだけでもかなり使い出あるよねー。とか。


ん? じゃ日本語で検索したらどうなんの?
というわけで今度は検索語を「ダンジョンズ」にしてみた。


おわー! 見慣れた表紙が!


下のほうにはトーチポートもあるよ!

日本語書籍は(いまのところ)あげられてる書籍のほとんどが「プレビューを利用できません」、つまり表紙と販売リンクの紹介だけになってるので、本文を読むことはできない。
ってもこの点は時間の問題なんだろうなー。
すでに読めるものもあるし。 例)「クトゥルフ」で検索した本


なんにせよ、読み手としては非常にありがたい時代がくるようだ。
ていうか、今のやり方が維持されるなら書き手にとってもうれしいんだよね。
絶版されて誰の目にも触れないような状態になるくらいなら、ただでも使ってもらった方がなんぼかましだろ。とか。

であると同時に、この強烈なシステムに対して出版社やなんかがどのように対応するのか非常に気になる。
「書籍文化を守るために」って作られたこいつのせいで出版社が収入激減してバタバタつぶれるような事態が起こって結局書籍分野が廃れる、なんてことになれば本末転倒なわけで。
まあ実のところ、そんなことはほぼ100%起こらない(そもそも絶版になってるもんじゃんね)とは思うけど、これをお題目に裁判でもめることは不可能じゃなさそうだよね。

や、出版社にも従来品のPRとかって意味でメリットはあると思うけどなあ。
まあ図鑑的な本とかはアレだけど。
あ、あと古本業界は大変なことになるのかもねー。


ところで、いまのところアップされるデータは絶版本に限るようだけど、出版社が「じゃウチはすべての本を絶版しません」とか言い出したらどーなんのかね。
オンデマンド出版つかうこと考えたら理論上「品切れ重版未定」状態もなくなるわけじゃん? 
管理コストの小さいデータの保存だけでいいんだからさ。

絶版=版権を放棄することだけど、維持してたって別に作家への支払い義務とかないよね? 
まあ作家が求めたらどうなるかは知らんけど。

版権委譲に関して(googleと作家/出版社ではなく)出版社と作家間で裁判になったり、書き手が「GoogleBookに権利を委譲できない」って契約させられたりする時代がくるのかしら。
わけわかんねー。

和解の内容についてはこんなみたいだけどよくわかんね。
この辺詳しい人教えてプリーズ。