【PF】Bestiary2 レビュー

実は Lost Cities of GolarionとかHalflings of Golarionとかの1月発売ものも昨日届いたんだけど、先月届いたものからってことでｗ


さて、いわゆるモンスターマニュアルであるところの本書は、スタンダードなモンスターの多かったBestiaryに比べ、レアなクリーチャーが多かったり、ゴラリオンのローカルなクリーチャー（シンスポーンとかゴブリンドッグとか）が大量に掲載されている。

なんせ表紙からしてジャバウォックだからなあ。
ちなみにCR23。
6回攻撃と目から怪光線（接触＋29、15d6＋延焼）2回のほか、1d4Rに1回60ft内にDC31意志のコンフュージョン撒いたり、DR　15/vorpalとSR34持ってたり、かと思えば高速治癒15持ってるし、どんなレベル帯なら出せるのかわからんカンジ。


D&Dでおなじみのクリーチャーたちで、前作ではオミットされてる連中もけっこう入ってきてるね。
ぱっと見た感じでクレンシャーとかブリンクドッグ、デストラシャン、フロストワーム、ソックア、アハッハなどなど。ほかにもようけ掲載されてるカンジ。


あと、新しい種族というかグループが追加されてる。

たとえばAeon。様々な次元界に存在し、あらゆるものを混沌の渦に放り込もうとしている、姿無き力の具現化した種族。

形が珍妙。つーかこんなん夜道であったら確実にSAN減る。

たとえばAgathion。獣と人の融合した姿を持つ種族。鳥人だったり獅子人だったりイルカ人だったりいろいろ。ニルヴァーナの住人たち。

たとえばダイモン。アバドン（”奈落”）の住人たち。厳しい居住環境に合わせてゲンナリする能力を身につけた、NE版の悪魔たち。

このほかエンジェルやアルコン、デーモン、イネヴィタブルとかのおなじみの次元界の連中がいろいろ追加されてます。
思うに、4eがあんまり次元界方面に積極的でない感じがするんで、差別化の意味でこっち方面充実させてるんじゃねえかなーとか。

あとドラゴンとかゴーレムとかナイトシェイド（アンデッドの眷属で、影界とかネガティブエナジープレーンあたりの力を蓄え込んでる）、エレメンタル、ジャイアントとかのおなじみ種族たちもいろいろ追加されてる。
特に頭文字”D”の項の充実っぷりが相変わらずハンパねえ。

こちらは昭和の香り漂うミスラルゴーレム。
なんか弱そうだが、これでもCR16。








アホ方面ではチュパカブラとかモスマンとかのUMA系クリーチャーが無駄に充実。

いや、シナリオに出てきたのの再録が多いんだけどさ。
モスマンとかどんなシナリオで出せばいいのか。


そして相変わらずクトゥルフ大好きなデザイナーどもの手によって、神話生物大量追加。
ざっと見ただけでも、ケイオスビースト（実はヨグ＝ソトースの落とし子）、ガグ、ティンダロスの猟犬、シャンタク鳥、レン・スパイダー、ウェンディゴなどなど。
もうね、どんだけCoC好きなのかと。

まあ俺も好きだけど。

あ、そうそう。前作で超好評だった萌え系のアレは、今回はかなり抑えめに。
やっぱりいろいろ怒られたんだろうなｗ

前作なら確実にジャパニメ絵にされていたであろうシルフはこんな寺沢武一的ななにかに。













……これならいいのかメリケン。判断基準がいまいちわからん。



とまあ、バラエティ豊かで、ひと癖もふた癖もあるクリーチャーが大量投入されてるので読んでるだけでも結構楽しいカンジ。
Amazon経由では（発売にはなってるけど）まだ届いてないみたいですが、注文しておけばじきに届くだろたぶん。【投げやりに】

ぺらぺらめくってるだけで結構楽しげなのは相変わらず。
なので、特にGMな君は買っとけ！