Book of the Damned 2 レビュー。
デーモンロード40人大集合! な本誌は、デーモンロードがどんなもので、彼らを信仰の対象にするとどんなことになるのか、どんなヤツらが信仰してるのかーなんてことが書かれてる。
それぞれについて、ホーリーシンボルや信仰する種族、信仰される場所(ダンジョンのこともあれば、環状列石や荒野の場合もある)、信者が得られるパワー*1、そして説明が記載されている。
40柱とかスゲエなオイ。ちなみに巻末には普通の神の書式に沿った形でのリストもあり、領域が示されてるので使いやすい。全員CEだけど。まあ、デーモンだし。
トップに紹介されてるのは「デーモンの女王」「怪物の母」ラマストゥ。
三ツ目のジャッカルの頭とカラスの翼、蛇の尾、ハゲタカの爪を持つ妊婦の姿を持つ。
RedlustとChillheartの一双の魔剣を持ち、かつてパズズと闘ったことでも知られている。
ノールを初めとしたダンジョンの住人たちに信仰され、アビス最大の領域であるKurnugia*2を支配する。カーチャン怖い。
ほかにもパズズ、オルクスなんかの有名どころや「トロルの父」Urxehl、「ヴァンパイア・クイーン」Zura、「這い寄るものの女王」Mazmezzなど、さまざまなデーモンロードが掲載されている。
”CoC大好きパスファインダー”なので、「深海に潜む陰」ダゴン、「顔無きスフィンクス」
そんで、信徒は特技取ってある程度のHDを持つと、それぞれデーモンにちなんだヤバげな能力を得る。
たとえば「姿無き王」Jubilex信徒はデストラクションを擬似呪文として1日1回使用し、これで死んだクリーチャーを即座にオーカージェリーに変える能力を持っている。
イヤすぎる。
他にも、デーモンロードになる条件とか、その一般的な強さ、信仰のしかた、「デーモンへのなり方」として”デーモン・インプラント”*3の紹介、デーモン信徒としていろんなイヤ能力(なかにはBoonも含まれる)を得る上級クラスDemoniac、悪魔っぽい呪文やアイテム、そして新しいデーモン4種(CR3,5,15,18)などが記載されている。これまでいるデーモンが7つの大罪の何を司ってるかを記述してたりもするのでシナリオネタに使いやすいのもいいカンジ。
敵強化用として使えるのはもちろんだけど、敵の組織とか活動の動機、個性なんかを考えるのにスゲエ参考になるし、読みのものとしてもかなり面白い。
オススメですよ!
*1:信者はDemonic Obedience特技を取り、Obedience(儀式っぽいこと)をすることで、ロードにちなんだ抵抗力(オルクスならネガティブエナジーのセーヴに+4とか)を得るほか、12HD越えるとBoon(恵み)として、疑似呪文能力とか、悪魔っぽいかなりタチ悪い能力(「セーヴ落としたら1R気絶、1d4R朦朧化、2d4R吐き気」とか)を得る。あと同誌所載のDemoniacsって上級クラス取ると、HD足りなくてもBoonがもらえるようになったりとか。ヤバイ。
*2:ちなみにKurnugiaがどんなプレーン(つうかレイヤー)かとか、領地の名所案内とかもあり。たとえば「ゴブリン洞穴」は青い石でできた山脈で、ラマストゥのマブダチであるバーゲストの神がゴブリンたちを支配しているそうな。
*3:デーモンの血とか感覚器を埋め込んでパワーアップ。〈知覚〉に種族ボーナス+8とかけっこう狂ってる。セーヴ落とすと能力値減ったりするけど。ドンマイ。
*4:まあ、ダゴンって海神は聖書の代からいるんだけどなw ちなみに「原初の4柱のデーモンロードの1柱」なんだそうで。
4 件のコメント:
これも本当に面白そうだったので、Amazon に9月に注文したのですがまだ到着しません(T_T)
Bestiary 2も…早く読みたいです。
うわ、マジっすか。
かなり遅れてるなぁ・・・。
Bestiay2もイヤクリーチャーが多くていい感じですよw
PDFではあるんですけどね(^^;>Bestiary 2
やはり手に取って読みたいというかw
Bestiary 2
はAdventure Pathに載っていたモンスターがPFのデータになっているのが良いですね♪
Jubilexが「顔無きスフィンクス」になってるんですかw
3.5では確か不定形のデーモンロードでしたよね。
でもまぁアレも這いよる不定形だからいいんでしょうかw
あれ? ・・・
ぎゃー!素で間違えてる!
コピペミスですスマンス。
スフィンクスはAreshkagalでござった!
オッス1モカごっつあんです!
「姿なき王」はあってます>Jubilex
相変わらずぐちょぐちょ王。
Bestiary 2、ゴブリンドッグとかいて楽しいですよねー。
そういやCoCモンスターも満載ですなあ。
犬つながりでいうとティンダロスとかw
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