2013年3月21日木曜日

【PF】Kingmaker第13回(前編)【ネタバレ】 シュリークウォール 隆盛するのこと


【PF】Kingmaker第13回【ネタバレ】

公式シナリオなので超ネタバレ。
 Kingmakerで遊ぶ予定の人は読まないことをおすすめ。

今回から新章突入。
シナリオ3『ヴァンホールドの消失 The Varnhold Vanishing』


 だから表紙でのネタバレは止めろと。

[シナリオ2終了時点でのシュリークウォール役職]
領主 :アルティン=ゲール男爵 パラディン(PL:ゆずる)
将軍 :ジュゼッペ ファイター(PL:L-Heart)
外交官 :アイリス バード(PL:ほりび)
宮廷魔術師:マーティン クレリック(PL:扇)
執行官 :マルルイス バーバ/ローグ(PL:備前屋)
諜報長官:リルカ ウイッチ(PL:うら)



領主になるときの条件であった領土の平定と、そして西の森のトロルの一掃をはたしたアルティンとゆかいな仲間たちは、意気揚々とレストヴの町へと向かった。


レストヴの女領主”紅夫人”ジャマンディ・アルドーリ卿*1に謁見を許されたアルティンが戦果を報告すると、アルティンには約束通り、子爵の地位が与えられるとともに、パーティのうち2名に騎士位が叙勲されることが通達された。
まあ騎士なら前衛だろ、ということで、ジュゼッペとマルルイスが騎士叙任を受けることに。

ジャマンディ「とはいえ、爵位の授与は王の専決事項だ。幸い、近く王が巡幸されることになっておるゆえ、それまで私の館で過ごすがよい。」
アルティン「ありがたき幸せ」

ジャマンディ「ふむ、卿らがあのトロルどもを……なるほど、よい面構えだ。今後もあの地は戦が多い場所となろう。本来なら我ら剣卿が駐留すべきだが、巣に入りこんだキツネが小知恵を働かせるせいで動くに動けぬ。……これから、国は大変なことになろう。外との戦、そして内なる戦にも備えねばならぬかもしれん。そうなれば剣の力のみならず、民を養い、卿の国の地となる金の流れを育てるがいい。」
アルティン「はっ、肝に銘じます」
ジャマンディ「……さて、トロル退治の褒美だ。強い兵を養うには、よい教師が必要となろう。ブレヴォイで剣術師範をしている我が姪がそろそろ外の世界が見たいと申しておる。シュリークウォールで道場を開かせてやってはもらえぬかな?
アルティン「は、はあ……ありがたき幸せ……幸せ?

こうして、シュリークウォールに新たなアルドーリ剣術の道場が開設されることとなった。

ラウルディ・アルドーリ「コンゴトモヨロシク」
GM「有力貴族に貸しができる上に、防衛力が上がるじゃん! よかったね!」
全員「あはははははははは

    …………柳生一門だよね。これ。
GM「やだなあ! そんな自分の弟子や子弟を有力貴族のところに送り込んでスパイ網を作ろうとしたり、いざというときに要人を暗殺させようなんて考えてないってば!


その後、新たな子爵に次々と現れる謁見者たち。
敵味方入り乱れる南ヴレヴォイに生まれた新たな有力者を取り込もうと、さまざまな陣営が必死にコンタクトをかけてくる。

ロヴァータ・サルトヴァ(地方長官)「ほう、貴公が冒険者上がりの……フン、血統にこだわらず、優れた人材が我が国の一翼を担ってくれるのはありがたいことだな。」
アルティン「(うっわー、すっごいイヤそう)」
ロヴァータ「そこで、こたびの働きを賞するため、貴国に副官として私の配下を貸し与えよう。2名とも、イシアでの行政経験のある、優秀な官僚だ」*2

アルティン「(……ああ、お目付役ですねわかります)」

アイリス「(2人……獅子身中の虫が2人……)」

***

エドリスト・ハンヴァキ「ご活躍はかねがね! いやすばらしい! ところでアルティン殿は、イシアの権力に興味は? サルトヴァ家*6に連なる妙齢の女性を紹介できるのだが……
アルティン「……あー、いや、わたしには心に決めた相手がおりますゆえ」
マーティン「そうそう、婚姻色の鮮やかな雌の白トカg
アルティン「パーンチ

***

アエガー・ヴァーン「おお、あなたが! 私も冒険者として領地を拝領したものですが、アンデッドやケンタウロスの蛮族に手を焼いて、先を越されたようで。それでも、ウチの近隣では古い時代のものが発掘されるので、それでいろいろ購えるだけありがたいのですが」
アルティン「古い時代のもの?」
ヴァーン「ええ、こんなものなんですが。よければお近づきの印に一つ差し上げましょう。古代の銀細工で、ブレスレットのようなんですが」
アルティン「おお、すばらしく精巧な装飾ですね! ありがとうございます」
リルカ「(……これ、大型生物用の指輪じゃね?)」
アイリス「(……指輪ですね。古代アズラント文明の、サイクロプス様式の*3)」
ヴァーン「まだまだ未熟な村ですが、ぜひ一度足をお運びください。いつでも歓迎しますよ!」

***

エラスティル教会大司教「噂は聞いておる。ご苦労だった。先日生き返らせた甲斐があったというものだ。」
アルティン「うへへぇ。その節は」
大司教「王都では君の業績をどう賞すべきかでずいぶんもめていたようだ。ポッと出の新興貴族に力を与えすぎるべきではないとする旧守派と、危機が迫っている以上有能なものは使うべきだとする新興派--とはいえ古い血筋の”紅夫人”も賛成しとったが--じゃな。国王の交代劇からこちら、その手の諍いが多すぎてかなわんわい……」
アルティン「……」
大司教「ところで、君はもう嫁はもらったのか? まあ急ぐこともないが、よき家庭はよき力となる。幸いエラスティルはパラディンにも婚姻は禁じておらぬ。」*4
マーティン「大丈夫、アルティンには婚姻色の鮮やかな雌の白トカg
アルティン「パーンチ

***

その後、嫁取れ攻撃がめんどくさくなったアルティンは、幼なじみの女クレリック アンナを嫁として迎えることに。

プロポーズの後、シュリークウォールにアンナを連れ帰ったアルティンは正式に結婚を宣言、国を挙げての祭典が催されることとなる。

しかし、この婚礼をもっとも喜んだのは、冒険出撃時の統治に頭を痛めていたPC執政官2人かもしれない。

マーティン「いやあ、これで国も安泰ですね!(統治ルール的な意味で)」
マルルイス「まったく! これで安心して冒険に出られるというもの!(統治ルール的な意味で)」*5


結婚を言祝ぐかのように、町に収入がもたらされるランダムイベントが発生したり、かつてタズルワームが住んでた森の中の空き地に町を作りたいという狂人開拓者が名乗り出て、ホントにタズルフォードって町を建設しちゃったり、その間にシュリークウォールの設備を拡張したりといろいろやって数ヶ月を過ごしつつ-。


こんな感じでシナリオ3への導入が終了した。


長くなったのでシナリオ本編は後編へー。




*1:オフィシャルNPC。ブレヴォイ土着の恐るべき剣法、アルドーリ剣術を極めた女領主。ということくらいしか情報がないので、適当にキャラ付けw
*2:PCがシュリークウォールを離れることが多くなることがわかっているため、GMからの温情として執政官NPCを与えた。統治ルール上、1ヶ月に2週間は統治に時間を割かなければいけないことになってるんだけど、到着に片道1週間かかる場所冒険に行くのにそれじゃシナリオが進まねえだろ!ということで。 ……せっかくなのでちょっとだけ政治的なフレーバーを付けてみたよ。やだなあ、ちょっとだけさ【満面の笑みで、でもちっとも笑ってない目で】
*3:1万年くらい前、このへんはアズラントという巨大帝国が支配しており、その中心種族がサイクロプスだったという公式設定があるのです。いや、シナリオ3の表紙とはちっとも関係ない話ですけどね。
*4:まあ、俺リオン設定だけどな! でもまあ、エラスティルは自然神なんで繁殖を禁じることはないんじゃねえかとは思う。そもそもパラディンに婚姻禁止とか禁欲を求める設定もそんなになかった気がするし。
*5:*2で述べたように、統治には月2週間の統治への従事が必要とされるため、冒険に出っぱなしになるためにはNPCに統治させるしかない。統治者夫人は統治者本人と同等に統治を行えるため、いると非常に有利。
*6:現在、とある塔(天文台?)に立て籠もったかと思ったら一族郎党まとめて行方不明になった先代ブレヴォイ王に代わり、王に選ばれてた一族。受けてたら国がちょっとずつ腐敗と簒奪に侵蝕されていく話にしようと思っていた。ちぇー。

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