2013年3月1日金曜日

【PF】Kingmaker第12回【ネタバレ】 トロル砦の激闘!

公式シナリオなので超ネタバレ。
 Kingmakerで遊ぶ予定の人は読まないことをおすすめ。

 現在は シナリオ2『大河は血のごとく赤く River Runs Red』をプレイ中。 

 どうでもいいが、メリケンは毎回表紙でネタバレすんのをやめてはくれまいかw

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領主 :アルティン=ゲール男爵 (PL:ゆずる)
評議員 :”オレグの妻”スヴェタナ(NPC)
将軍 :”一人ファランクス兵”ジュゼッペ(PL:L-Heart)
外交官 :”筋肉外交官”アイリス(PL:ほりび)
大神官 :”エラスティルの神官”カヴケン (NPC)
宮廷魔術師:”デズナの神官”マーティン(PL:扇)
執行官 :”何でも食べる”マルルイス(PL:備前屋)
処刑官:”アホの子”オークス(NPC)
諜報長官:”キルマーク製造器” リルカ(PL:うら)
財務大臣:”商人”オレグ(NPC)
守備隊長:”一回堕ちた”アキロス(NPC)

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4709年エラスティルの月(7月)

前回の探索の最後で、透明化した上に待ち伏せしていた超大型のアウルベアに引き裂かれた男爵アルティン。
いったんホームタウンであるシュリークウォールへ戻った一行は、領主死去の衝撃にもめげず冷静に6月の行政フェイズを終えたのち、アルティンを馬車に積み、レストヴへと出発した。


で、まあ、アルティンは無事蘇生し、ついでに負のレベルも呪文で解消して、帰ってきたらもう月も半ば、次の行政フェイズの時間に。

なんか突然芸術家がやってきてモニュメントを残していくとかよくわからんイベントが発生しつつ。


4709年エイローデンの月(8月)

湖や西の森の探索もほぼ終わったということで、ついに、トロルの砦を攻略すべく行動を起す。
これまでにティレシアやリザードフォークから得ていた情報を元に、森の南側を川沿いに進むと、森の切れ目に切り立った崖と、そこに続く石積みの道が見つかる。

道は崖沿いに岩の丘に続いており、丘の上には石組みのしっかりした壁に守られた門の他、石造りの見張り塔まで見える。

マーティン「……あれ?なんか想像してたのと違う?」
マルルイスは目をすがめて砦の様子をうかがう(〈知覚〉DC38
マルルイス「……けっこうしっかりした砦だねぇ……見張り……ゴブリンかな?……もいるし……」

うかつに近寄れば矢ぶすまにされかねない、ということで、透明化したリルカが飛翔の呪術で偵察に向かうことに。

リルカ「ふむう。かなり本格的な防衛施設みたいですねぇ……見張りはゴブリンだけですが、門の方の矢狭間からはトロルらしい影も見えます」
アルティン「うーん、見張りだけとりあえず何とかして、正面から突入、かなぁ」
ジュゼッペ「といっても、遮蔽のある飛び道具持ちのゴブリンとなると……」
リルカ「あ、じゃあ、なんとかしますよ」

リルカが呪文を唱えると、リルカの口から大量のスズメバチがわきだし、群れをなして一斉に見張り塔の方へ飛んでいく。まるで1つの意志持つ生き物であるかのように、スズメバチの群れは一斉に塔を守るゴブリンたちに襲いかかる。*1

アルティン「…………リルカって、冒険が進むごとに人間じゃなくなってくるよね。こないだもレベル上がって『せっかくウィッチなんで、見た目もババアになります』*2言って、いきなり外見がババアになってたし……

そんな言葉をよそに、妖怪女リルカはハチの群れに見張り塔を襲わせる。

ゴブリン「ギャ!? な、何でハチが!」
ゴブリン「ギャワワ! ダメ! これ無理! 砦の中に逃げよう!」

ゴブリンたちはハチを避けて、見張り塔の中に駆け込む。

アルティン「よし今だ! 正面から突破するぞ!」

ヘイストで機動力を上げ、アイリスのポージングで攻撃力を強化した一行は、崖の中腹に作り付けられた正門に続く道を一気に駆け上る。

GM「ところで、この道の向かって右側は岩の崖、左側は20ftほどの高さの崖になってて、池というか沼が広がってるわけですが。その沼が一望できる位置まで移動した時に……(盤面を確認して)……前を歩いてるジュゼッペとマルルイス、意志セーヴどうぞ」

ジュゼッペ・マルルイス「ギャー!意志はいやぁぁ!」

GM「では、ジュゼッペとマルルイス以外の人は、崖から60ftほど離れた沼の真ん中に、馬と人の中間のような奇怪な生き物が2体立っていることに気がつきます。なお、失敗した2人は同じ位置に絶世の美女が2人立っていて、どうしてもそっちの方に行きたくて仕方がなくなりますwww*3」

ジュゼッペ・マルルイス「うぉ!かわいい娘が!」ざぱーん

さらに、ソレと時を同じくして正門が開け放たれ、武装したトロルが3匹、数匹の弓持ちゴブリンを伴って撃って出てきた。

しかし、高ACなアルティンと回復の要マーティンが残っている上、”眠る”トロルではリルカのまどろみの敵では……

リルカ「いや、敵の数が多いんで、先にローサム・ヴェイル(UM)にします」
GM「……すると?」
リルカ「(盤面に線を引きながら)こっちの右側にいるDC18の意志セーヴ落としたクリーチャーは1d4R吐き気のする状態になります。そんで、この線に視界が通ってる限り不調状態になります」
GM「ひでえ!なんだよそのクソ呪文!」

こうなってしまえば、トロルの攻撃力も引き裂きも活かすことなどできない。
”吐き気”により移動しかできなくなった状態で、狭い通路も災いし、どんどん隘路に詰められるトロル&ゴブリン。
そして、満を持してのまどろみが飛んだあたりで戦闘の大勢は決した。
ケルピーに魅了されてた2人も、他のPCの助けを得てどうにかこうにかケルピーを倒す。

開かれた門から、砦に侵入する。
施された装飾や建築様式から見るに、古い時代にドワーフの手により建てられたもののようだ。
あちこちに凝った彫刻が彫り込まれ、時に際だった石加工の技術が見て取れる。
ドワーフの建物にしては天井が高く、通路も広いのは、ここが軍事施設だったからだろう。
しかし、かつての壮麗なる拠点も、現在はゴブリンやトロルの食べ残しや汚物で汚れている上、奥の方からは濃密な獣臭が漂ってくる。

門から続くホールを抜け、慎重に通路を進むにつれ、獣臭はいっそう強くなっていく。
通路はやがて15ft幅となり、突き当たりで左右に分かれていた。

アルティン「ふむ……どうしよう?」
マルルイス「…………右の方から、動物の息づかいみたいな物音が聞こえますね」

マルルイスの超絶〈知覚〉に従い、まずは脅威のありそうなところから調査することに決めた一行は、しかし右の通路を進んだ少し先で、正面から走り来る獣臭の主--トロルと犬か蛙のあいのこのような醜い獣、トロルハウンドに飛びかかられ、さらには逆方向から走り来た武装したトロルとの挟撃を受けることになる。

アイリス「しょうがないなあ。じゃあ、その犬だかなんだかの方にネックレス・オヴ・ファイヤーボール。8d6で……ええと、28点」
GM「ぐはっ、いててててて!」
アルティン「よし、後ろは任せた! 私はトロルの方に!」

しかし、敵もさるもの、鎧を纏った指揮官らしきトロルの後ろには、さらに2まわりも大きく、頭が二つある、エティンのようなトロルが控えていた!

GM「ふはははは! さあ、コイツの餌食になりたいヤツから来な!」
リルカ「え、じゃあ、まどろみ」
GM「……はっ!!(ころころ)…………あのさ、こいつ、頭が二つあるから、片方しか眠らないと思うんだけどどうだろう?
アルティン「(無視して)では5ft近づいて悪を討つ一撃からのとどめの一撃で。64点ほど出てますが生きてますか?」
GM「……ダメージはともかく、DC74の頑健セーヴなんて通るか!ギャース!」

武装したトロル*6はここの主だったようだが、こちらもまどろみからのとどめの一撃にて終了。
結果として、西の森を恐怖によって統治していたトロルたちは、まどろみによって葬り去られたのであった。

GM「…………納得いかねぇぇぇぇ!」

その後、当然のように砦の中を物色した一行は、トロルたちにフェイの女王ニリッサの刻印が記されていた--彼女の配下であったことを知りウンザリしたり、インビジビリティで隠れていたパクアジに逃げられたりしつつも、砦を奪回することに成功した。


その帰り道。

アルティン「ちょうど通り道だし、リザード王のところ寄って帰ろうぜ。なんかくれるって言ってたし」

ということで沼地のリザードフォーク村に寄っていく一行。

リザード王「ム? あの時の人間カ。何の用ダ」

アルティン「例のトロル倒してきたよ。ほれよ。(トロルの生首を放り投げる)」

リザード王「!! …………なるほど、確かにあのトロルダ……よし、わしも男ダ! 約束通リ、報酬として我が娘を与えル!

アルティン「……あー、あのホラ、私、もうすでに心に決めた人がいるし……」

リザード王「? 王なら夫人の4人や5人持つものだろウ? わしの末娘ダ、のど元の婚姻色がものすごく鮮やかナ、美しい娘ダぞ

アルティン「…………」

押しの強い親父におしまくられ、渋々二人きりで会ってみると、リザードフォーク離れした理性的な娘だったり。*4

リザード姫「話は聞いてるわ。あんたも大変ね、父上は一度言いだすと聞かないから。まあ、私ももっと文明のことを学びたいと思ってたところだし、嫁入り云々はともかくとして、町には興味があるわ。連れてって頂戴。」

その後、村に囚われていた人間の少年*5を偶然見つけて結婚の引き出物としてもらったりとか、いろいろあったりしつつ。

ついに町に帰還した一行は、トロル討伐に成功したことを報告するために、レストヴへ向かうのでした。

ということで第2部完!

以下次号ー。




*1:ヴァーミット・スウォーム呪文。本来クモの群れをはき出す呪文だが、7レベルになったリルカはクモの代わりにハチの群れをはき出すことができる。
*2:スリーフォールド・アクセプト呪文。自分の外見を青年期、成人期、老年期に変え、各種能力値へのボーナスを得る。リルカはこの中で『老年期』を選択し、【知】【判】に+4、【敏】に-2を受ける。
*3:ケルピー。現在B2に掲載されてるバージョンでは『魅了された相手は5tfまで近寄ったらケルピーに攻撃されても何の抵抗もしない』とか危険きわまりないことが書いてあるが、やさしいいしかわはシナリオ掲載の「攻撃されたら魅了解除」のほうを使用した。……つーか、B2のヤツは使ったらダメだろw 
*4:実は第3章でPCたちはかなりの時間町を離れないといけないことがわかっていたので、町の閣僚を任せられるNPCを増量するためこういうキャラに。
*5:迷子になったところをリザードフォークに捕まり、村の守り神(を装ったウィル=オ=ウィスプ)に「恐怖の感情」を食べさせるための”食料”として飼われていた。……いや、どう考えても精神壊れてるだろソレ。とも思ったけど別にシナリオに書いてなかったので無事助け出すことに成功したことに。いろいろヒドいw
*6:ちなみにこのシナリオの表紙に出てるヤツ。ファイタークラス持ちでかなり強いんだけど、残念なことに眠るという大きな欠点があるためまどろみの前には抗す術がなかった。

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