2017年7月7日金曜日

【PF】多島海の海賊王 第12話 ドラウとデロとベイコクと

緑竜倒して宝を手に入れ、意気揚々と帰還する一行。

デニックス「いやあ、今回はキツかった!」
アレクサンドラ「でもこうしてお宝も手に入ったし!」
ライルニス「重要そうなアイテムもありましたしね!」
アマータ「充実充実!」
ソモサン「いやあ、ほんと今日はがんばりましたよね!」
全員「……」(そっとGMを見る)

GM「そうだね。じゃあ、帰り道のランダムエンカウント振って

カガン「……ですよねーw」


ええい、シーン制ゲームなら「帰った」で済んでるものを!
だれかPaizoにアークライトのデザイナーを派遣するのだ!

***

船長 デニックス スレイヤー→ポイント使ってレンジャーへ PL扇
主計町 アレクサンドラ ハーフエルフのアルケミスト PLL-Heart
航海長 ライルニス エルフのウィザード PL備前屋
砲術長兼船医 アマータ ハーフエルフのクレリック PLうら
書記 ソモサン モンク PLほりび
帆布長 カガン ノームのドルイド PLいしかわ



2/2
帰路のある夜のこと。
たき火を囲んで休む中、夜番に立っていたアマータが大声を上げる。

アマータ「敵だ! 不定型の雲みたいなヤツ! 起きろ!」

木のまばらに生えた坂道を、差し渡し15ftほどもある緑色の雲がゆっくりと下ってくる。雲の中はぼんやりと光り、武器を携えた骸骨が影絵のようにうごめいている。

デニックス「アンデッド、それも非実体か…… やっかいだな……」

ライルニス「(ころころ)……いや、アレ粘体ですね。ハングリー・フォッグ。非実体でなく”ガス状の体”で、DR10/魔法と酸とか電気の完全耐性がある」

ソモサン「うん、なんべんも言うけど、言えばいいってもんじゃねえ。なんだよ”ガス状の体”って! ガス状だけどDR抜いたら普通にダメージ通るのかよ!」

GM「あ、通らない方がいい?」

カガン「(無視して)フレイミング・スフィア。焼き尽くせ!」
アレクサンドラ「(無視して)爆弾で」
ソモサン「(無視して)モンク・パァァンチ!」

難なく撃退する。

GM「……ちっ。やっぱ2匹にすべきだったか……」


2/4
そろそろ港が見えてこようというところ、小高い丘の草むらに、真っ白な髪の、素っ裸の老人が仰向けにぶっ倒れている。紫がかった肌は日に焼けすぎたのか、あちこち真っ赤になり、火ぶくれを起こしていて、ぜいぜいとか細く吐息を漏らすばかり。
デロだ。

カガン「……どうするこれ。死にかけてるけど。」
ライルニス「言葉も通じなそうですし、生かしておいてもねえ……」
デニックス「まあまて。ほかの仲間がどこにいるか知ってるかもしれないし、ここは話し合いで」(バックパックから棍棒を取り出しながら)

というわけで、デニックスの説得(棍棒攻撃による非致傷ダメージ)でおとなしくなったデロを縛り上げ、メノルカ港に帰ることに。

2/5
メノルカの港に到着。デロにさらわれてた子を家に帰し、シェア・ランゲージ呪文で会話可能になったカガンがデロへの聞き取りを担当する。

ただ、Bestiaryをご覧になればわかるように「全てのデロは生来の狂気に冒されている」と明記されているため、なかなか会話にならない。

しかしなんとか聞き出したところによれば、

・「日光に慣れれば人間のように陽光の下で暮らせる」と信じて素っ裸で日光浴していた(実際死にかけていたが、カガンがかけたキュアを『自分が日光に慣れたから日光やけどが治った』と誤解しているらしい)
・仲間達は子供をさらい、地下の環境(鉱物性の地下水とか、アンダーダークの毒虫とか)にならすことで自分たちが地上で生きられるヒントがつかめると思っている。
・子供はその実験のためにさらっていた。
・自分はそんな方法では無理だと感じ、一人群れを離れた。
・仲間達はいまも町のそばに潜伏し、子供を待ち伏せしている

などがわかった。

カガン「……めちゃくちゃだなこいつら」
ソモサン「まあ、狂ってるってルールに書いてあるぐらいですからw」
デニックス「子供をさらわせるわけにはいかん。町に戒厳令を出して、子供の外出禁止と、船員達には山狩りの準備をさせろ」

確認したところ、すでに5人の子供の行方がわからなくなっていた。
同時にサイティリピードに跨がったデロの目撃談も聞かれるようになり、パトロール隊に被害が出るようになってきた。

2/6
船員達の捜索の結果、川筋の洞窟が怪しいということがわかり、朝から追跡開始。
サイティリピードとの戦いがあった位置から足跡をたどり、川の支流のひとつである滝にたどり着いた。滝は崖を流れており、その向こうには大きなクラックがある。
戦闘用の強化呪文をかけてクラックを進むと、半ば天然、半ば人工の通路で、サイティリピードとその飼い主--デロの待ち伏せを受けた。
サイティリピードを前に立て、デロ達は通路の曲がり角から矢を射かけてくる。

カガン「ちくしょー! 狂ってるくせに戦術はやけに的確だなおい!」
GM「(無視して)で、曲がり角の奥の方からは追加のサイティリピードとデロの戦士たちが……」
ライルニス「まずいですね。出し惜しみしてる場合じゃないな。では前方の一団にウィザード5レベルに上がった記念! ファイヤー・ボール!」

さすがPF最強呪文のひとつ。範囲内にいた全てのデロが倒れる。さすがに死なないサイティリピードは、騎手を失いそのまま通路を引き返して行く。

カガン「逃がすか! レイラインよ、力を! プロデュースフレイム! 命中して11点!」

GM「あっぶね! 死ぬ死ぬ! 通路の奥の部屋に入り、デロによる治療を受けますー」

カガン「くそ! 殺し損なった!」

GM「その間にこっちのサイティリピードが…… (慎重に距離をはかる) よしこの距離なら前衛全員入る! 食らえフラッシュ! 意志DC22!」
全員「ギャー!」

このフラッシュにより、メイン前衛であるデニックスとソモサンが3R朦朧化、ウィザードであるライルニスが2R混乱という大損害を受ける。なにこの地獄。

GM「よぉし! いい仕事だ! そして、戦闘音を聞きつけたらしく、ピーッという呼子の音が君たちが入ってきた側の通路から……」

カガン「ギャーまずい! 挟み撃ちだ! 3Rほっといたら全滅あるぞコレ!」
アマータ「まずいですね。先に前の連中を全力でつぶしましょう!」
カガン「よぉし、とっておきだ! サモンネイチャーズアライⅢ! クロコダイルを召喚!」
アマータ「行け、我が下僕(スケルトン)よ! デロどもを食い止めよ!」

かなりのピンチながら、召喚獣&下僕が非常にいい仕事をしてデロを食い散らかす。

カガン「ワニの攻撃…… おおし、14点! そして次ラウンド自動命中するよ!」
アマータ「ではそのすきに、デロ達に負のエネルギー放出! ここからここまでの敵全員に9点!」

カガンはさらに追加のアースエレメンタルを召喚、サイティリピードの背後に立たせて挟撃を提供しつつ、背後のデロの掃討に当たらせる。
そこに朦朧化から解放された前衛2人が突撃し、サイティリピードを葬り去ったあたりで勝負あり。

なお、奥の部屋には傷ついたデロの一団があり合わせの包帯や薬とおぼしき何かを塗りつけて横になっていた。きのうの襲撃で船員たちに撃たれたり斬られたりしたデロたちだ。

カガン「船長、どうする?」
デニックス「え? どうするって、なにが?

統治者には時に冷酷さが必要となるものだ。
ましてや侵略してきたイービルの全個体が狂ってると明記されるような生物に至っておや。
ということで、怪我してるデロそれぞれに「慈悲を与え」る。
なーむー。

洞窟の奥で5人の子供を無事回収し、メノルカへ帰還。
ふう、やれやれ。

2/7
まだデロが残ってるかもしれないのと、近隣の資源調査&領土拡張のため、メノルカ周辺の土地を探索。
ルール的には領土のClaimってやつね。

山で石材が取れるのが判ったり、森で毛皮になりそうな動物の群れがいることが判ったり。
まあ、メノルカの住人の大半が船乗りなのでまだ活かしようがないんだけど、将来移民を呼んで町を拡張するときには有用な資源となるだろう。
ドルイド的にそれはどうなのとかガタガタ言わない。

そんな探索中のこと。
森で鹿が無数に殺されているのが見つかる。
死体には骨製の粗末な矢が突き刺さり、内臓が荒っぽく抜き取られていて、無造作に食い散らかされた跡がある。
奇妙なのは、矢の材料である骨が生乾きの、まるで生き物から抜き出してすぐ矢にしたように見えたことだ。乾燥していない骨特有のクリーム色の光沢の表面には、黒ずんだ細い血管が這っている様さえ見える。
そして矢傷。矢はどれも正確に鹿の急所を射貫いていたが、傷のまわりは黒ずみ、張りを失って腐りかけているようにさえ見える。腹に開けられた傷はまだ乾いていないというのに、この変化は……。

おかしい。そう口を開こうとした瞬間。

デニックスの足下に新たな骨の矢が突き刺さった。
矢の刺さった場所には一瞬黒い輝きが放たれ、矢のまわりの草が見る間に萎れていく。
負のエネルギーだ!

ライルニス「ベイコク! アンデッドだ!」



ライルニスの指さす樹上には、奇妙に長い足と骨製の弓を持つ、奇怪な人型のものが立っていた。


ベイコク「我が郷を炎に滅ぼされて幾星霜、もはや己が名すらも忘れたが、赤竜にすべてを焼かれた恨みだけは決して忘れぬ。
我が体は朽ち果てようとも赤竜を滅ぼすためにのみあり。
赤竜に忠誠を誓う愚物めが、その先行きとして血祭りに上げてくれよう」


嗄れ、ゴボゴボと泥の沸き立つような声であったが、ベイコクの呪詛は我々一行全員に一言漏らさず届いた。
ベイコクの目はデニックスの首元に下げられた赤鱗のアミュレットに注がれている。

ベイコクは60ftの早さで飛び回り、1Rに3射、負のエネルギーダメージとDC19(1d3R)の麻痺の力を帯びた自らの骨の矢を打ち込み、近寄れば聞く者を戦慄させる咆哮で周囲にいる者全員を麻痺させる恐るべきクリーチャーである。しかもアンデッド。寝ない・心術効かない・麻痺しないため、こちらの備えも無効となる。強敵だ。

GM「では、ベイコクはデニックスに3射…… 命判は……+19スタートか」
全員「!!」

後に判明したことだが、こいつCR9でやんの。
ちょwww こっちwww 5レベルwwwww

しかしこちらの対応も早い。
3射するために木の枝に捕まっていたベイコクを見たアレクサンドラが素早く足止め爆弾を放ち、ベイコクの足を止めることに成功する。
さらにカガンがウィンドウォールで矢を無効化する。
こうなってしまえば、飛び道具メインのベイコクに為す術はない。
結局、数ラウンドでhpを削り取られ、木につるされた干物のようになって滅んだ。

GM「……ちっ。やっぱ2匹にすべきだったか……」
全員「全滅するわ!」*1

というところで以下次号。


*1:いやマジで。今回はたまたま通らなかったけど、3発飛んでくる矢がそれぞれDC19の麻痺矢とかシャレになってない。しかもこいつ、死んだ直後の魂食って回復5d6+10+ヘイストする(食われたやつはレイズデッドで生き返れなくなる)能力とか持っててもうね。

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