2010年5月16日日曜日

NPC Guide: A Pathfinder Chroniclesレビュー

Amazonから届いたのでレビュー



PF公式世界各国の4~10レベルの名のあるNPC(バックグラウンド解説アリ)と、特にバックグラウンドのないNPCとが掲載されたサプリ。
3eのころのサプリ「Enemies and Allies」みたいなサプリだね。

ネームドNPCは公式世界であるところのゴラリオン世界各国の特色溢れる感じで、キャンペーンセッティング(*)と合わせて使うと面白さ倍増。


例えば海の世界 Sodden Landの”アキマイア卿”はサハギン。「自分の支配エリアを通行する船から”税”を取り立てる、自称Load。気に入った相手には、自分のハレムから妻の一人を領土の案内に出す。」なんてことが書いてある。
例えばアフリカ風の森林世界Mwangi国のンタンガはセンティエント・エイプ。猿だけど【知】13、【判】12。しかもローグ4レベル。人間のカルティストをお供に連れてる。ちなみにギアスで縛られてますキングストン・ファーウォーカーさん(4レベル)。データもアリ。
ほかにもBelkzen(国章が”赤い手”の旗)がオークのファイターだったり、Irrisen国(バーバ・ヤーガの国)のNPCが”バーバ・ヤーガの末孫(ガチの姫君)”な6レベルソーサラーだったり、シェリアックスのNPCがアスモデウスのクレリック(でも属性はLN)だったり、ヴァリシアのバードがHarrow Deck持ってたりとベタなポイントもしっかり抑えてあるのがイカす。

加えて、バックグラウンドのないGeneric NPCはCR1/2~4までの、「一般的な」NPCを中心に紹介されている。
最後のページがCR順のリストになっていて、「おしゃべりなゴブリン」「傭兵隊長」「部族の男」なんてカンジで”いろんな冒険で使えるNPC”が計54種も紹介されている。
CR1のオークシャーマンとかオークバーサーカーみたいな「良く出る」敵や、カタペシュの「ゼファーガード」、タルドールの騎兵みたいな各国に特色あるNPC、またテング(3eで言うKenku)のローグやウォーグのバーバリアンのようなちょっと強めの敵まで、掲載されてる幅は広い。

最後に、Paizoスタッフによる「ぼくのPC」たち7人。
実際に使われてるものらしい。
アホだw
名前とか設定も厨だし。もう大好きw 

ちなみに全て能力値や戦闘データはもちろん、装備や特技・技能まで掲載されてるので、シナリオ作りにも、またプレイ中とっさにNPCデータが必要になったときにも便利なDM必携アイテム。ぶっちゃけ騎兵とかテクスチャだけ変えればそのまま使えちゃうし。

特にGenericのほうはリストにページNoが振ってあるのがいいカンジ。
すぐ欲しいNPCのCRとデータが見れるってのはいいよね。
Namedの方もそうしとけっつーのな! くそ!

ということで、PFのGMな君は買いだ!


*今度「Pathfinder Campaign Setting World Guide: the Inner Sea」ってサプリが出るっぺえので一応紹介。ちなみに9月発売。


写真が前のとまったく同じw 
わかりにくっ! 手ぇ抜くなAmazon。

内容がかぶってるのかどうかは未確認。
名前が「the Inner Sea」ってなってるので前作みたいな”世界全部薄く広く紹介”系じゃなく、アブサロムとその周辺中心に詳しく説明してるタイプのサプリじゃねえかとは思うんだけど確証無し。

まあ買うんだけどな! 余裕!

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