2018年10月18日木曜日

【PFプレイレポート】多島海の海賊王 第19話 「会いに行ける魔女」

『多島海の海賊王』はゆずるGMのもと、月1でやってるパスファインダーのオリジナル世界でのキャンペーン。
現在レベル7。

船長 デニックス レンジャー PL:扇
主計町 アレクサンドラ ハーフエルフのアルケミスト PL:L-Heart
航海長 ライルニス エルフのウィザード PL:備前屋
砲術長兼船医 アマータ ハーフエルフのクレリック PL:うら
書記 ソモサン モンク PL:ほりび
帆布長 カガン ドルイドの性能に限界を覚えつつも打開策が見つからず、いっそ種族変えようか悩みはじめたノームのドルイド。 PL:いしかわ


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前回の続き。
豚に変えられた船員たちの閉じ込められたコテージをあとにした我々は、キルケーの住むと思われる壮麗なる湖畔の館*1に向かう。

館に近付くにつれ、館の脇にステージのようなものがあり、うまいんだか下手なんだかよくわからない歌声が聞こえてくる。

やがて、ステージの上にそろいの紫のリボンを付けた若く美しい女性たちが、ステージの前の観客たちに向かって歌と踊りを披露しているのが見えてきた。

【参考画像】

中央に背の高い女性がおり、その周りに10人ほどのそろいの格好をした女性が居る。

全員がそろって同じ歌を歌い、同じ踊りを踊っているのにあわせ、ステージ下の観客たちはリズムを取ったり光る棒を振ったりしている。

【参考画像】

カガン「意志セーヴ振っていいよね?【ころころ】 うん、ステージ上全員幻覚。全員ババア。

全員「ウヘァ ハグ11人かよ……」
カガン「真ん中のはナイトハグ、周りはグリーンハグだ。あのナイトハグがキルケーかね」




















  ナイトハグ


















グリーンハグ



アレクサンドラ「……ん? 観客の先頭に立ってるの、副長じゃないですか?」


見れば、副長はじめ乗組員たちが手に手にエヴァーバーニング・トーチや七色に光る棒(おそらくプレスティディジテイション)を持ち、女性たちの歌や踊りにあわせて声援を送っているではないか。

【参考画像】

どうやら魅了かなにかで応援させられているようだ。


デニックス「まあ、遠慮は無用ってことだよねw」

全員「うぃーすwww」

ということで、全力でバフをかけつつ戦闘準備。

プロテクションフロムイービルやフライといったいつもの呪文の他、アニマルアスペクトやシールドなど、通常自身にしかかからないバフもアレクサンドラの手になるアルケミストの”エキス”で前衛に振りまかれていく。きたないさすがアルケミストきたない。

そしてソモサンにはカガン7レベルのとっておき4レベル呪文ストロング・ジョーが。

肉体攻撃の武器サイズが2段階上がるため、エンラージ・パーソンとあわせて拳が3段階大きくなることに。

ソモサン「おおう! パンチが4d6になりましたよ! これで勝つる!」

カガン「当たればね」
ライルニス「そうですね。当たれば
ほか全員「うん、当たれば
ソモサン「アッハイ。ガンバリマス……」【いつも出目がd6なd20を握りしめながら】

そして、ライルニスの究極奥義「秘術蓄積で術者Lv+2、エネルギー種別を[電撃]に、呪文修正特技で呪文抵抗に対する術者Lv+5」を突っ込んだファイヤーボール、通称「それファイヤーボールなの?」がステージのど真ん中に炸裂したところから戦闘が開始される。

突如巻き起こる電撃の嵐に、幾人かのハグが苦痛の悲鳴を上げるが、中央のキルケーは何事もなかったかのように笑みを浮かべ、歌を続けている。


ライルニス「くそ、呪文抵抗か!」

キルケー「あら、飛び入りのゲストかしら? HAG48のライブへようこそ!」*2
ステージ下の副長「わー れつごー えいちえーじーふぉーてぃーえいと れつごー らぶりー らぶりー きるけー」*3(死んだ魚の目で)
ソモサン「うっわーw HAG48は萌え豚が極まるとリアルに豚にされて食われるんですねwww
カガン「笑ってる場合じゃねえ! とりあえずステージ下、邪魔にならないように足止めするぞ! エンタングル!」*4
アレクサンドラ「ではこちらはハグの足を。食らえ足止め爆弾!」*5

さらにアマータからキルケー中心にホーリースマイトが飛んだステージに、デニックスとソモサンが走り込む。

呪文に抵抗できたハグたちは素早く体制を立て直し、バードのキルケーの歌で士気を上げつつ、”飛び入りゲスト”をお出迎え。
さらにラウンドの最後には”キルケーのアッシー”ことナイトメアがステージ脇から乱入してくる。




しかし、ライルニスから2発目の「それファイヤーボールなの?」が飛び、カメレオン・ムーヴで移動力を増やしたデニックスとアレクサンドラの爆弾が次々とハグを刈り取っていく。


ハグ「さあ、握手会タイムよ! そこのかっこいい人に握手(接触攻撃)……命中! 頑健セーヴをどうぞ!」

デニックス「は? ……失敗」
ハグ「じゃ、筋力2d4ダメージ。7点ね♪」*6
デニックス「グワーッ! クッソ痛いwww

一方、乱入してきたナイトメアの前にはカガンが立ちはだかっていた。


ナイトメア「食ラエ、地獄ノブレス!」

カガン「レジストエナジーで20点止める! けど痛い! お返しだ! ポイズン呪文! 接触攻撃成功!」
ナイトメア「グ……【ころころ】頑健失敗! 【耐】2点! イダダダダ!」
カガン「あ、毒はセーヴ成功までしばらく残るんでよろしく」
ナイトメア「ウウ…… キルケー様ァ!」(カガンの横を通り抜けてキルケーに近付く)*7
ライルニス「まずい! プレーンシフトでズラかる気だ!」
カガン「させるかよ。食らえストーンコール! マップのここからここまで2d6点と移動困難地形な!」*8
GM「く、かわいいペットと女子の再会を邪魔するとはなんて非道な……」
カガン「うるせえ!」

混沌としたステージにアマータが走り込み、負のエネルギー放出を放ちはじめたあたりでステージ脇からさらなる援軍であるサイクロプスが入ってきたが、時すでに遅し。

ヘイストで加速されたデニックスとソモサンの打撃、カガンのフレイムストライクにライルニスのファイヤーボール(3発目)、そしてアマータの負のエネルギー放出によって、古き魔女キルケーはここに斃れた。

キルケー「ぐはっ…… 私を嫌いになってもHAG48は嫌いにならないでください……」

カガン「うるせえ死ね!」

キルケーが死んで周囲の幻覚も解け、ぼろぼろのステージの後ろに修繕された建物を見つける。

中にはプレスティジテイションやゴーストサウンドのワンド、ディスガイズハットと同等の能力を持った紫のリボン、消えずのたいまつなどが大量にあるばかりで、冒険の役に立ちそうなものはほとんどなかった。*5
とはいえ、なぜか採取済みの竜絶蘭が10株見つかったのでよしとしよう。

豚に変えられていた乗組員たちもみな人間の姿に戻っており、わが船の乗組員だけでなく、この島近海の漁師や、タークの軍船に乗り合わせていた奴隷なども含まれていたことがわかった。


ターク船員「ホブゴブリンに捕まり、奴隷として船を漕がされていました。ところがある日、突如海の真ん中に現れた美しい女の歌声に導かれて、船が向こうの海岸に座礁して、そこから連れてこられたんです」

デニックス「ふむ、この島にもタークの軍船が……」
ターク船員「船は5隻で、それぞれに”ご兄妹”と呼ばれる鱗や角のある船長が乗っていて、東の方の島に閲兵に行くといっていました」
デニックス「うん、なんかすごく関係ありそうな話になってきたw 次回はそっちかねー」

というところで以下次号。



おまけの後日譚


セッション終了後の取得アイテム分配時のこと。

 

アマータ「あ、私サイクロプスの死体もらっていいですかね?
デニックス「ぉ、ぉぅ……」

この日から、アマータを守る骨の従者にサイクロプスのスケルトンが加わったそうな。

どっとはらい。



*1:幻覚に耐性のあるノームであるカガンは、実はこの時点で「壮麗な館」は実は幻覚で、ぼろぼろに風化した廃墟に近い館であることを看破していた。

*2:ここでGMはおもむろにYouTubeからA●B48のメドレーを流しはじめる。
 全員「うっわガチでうぜえ……」
 GM「フハハハハ! 曲を止めたければ早く倒すがいい!」
 ライルニス「……お前は何がやりたいんだ」
 【なお1分もしないうちにGMが耐えられなくなって停止した】
*3:戦闘後、親衛隊長と化していた副長からは「ハグどもを喜ばせる応援ができないヤツから豚にするって言われて必死で応援してました」とのコメントが寄せられました。確かに遙か遠き島まで航海に出てそんな死に方はイヤすぎるw
*4:魅了されてるとステージに上げられて範囲呪文の盾にされたりする可能性があると判断して、とりあえず一般人の足を止めにいった。
*5:レベルアップに伴い、移動困難地形を広い範囲にばらまけるようになっている。きたないアルケミストきたない。
*6:グリーン・ハグの”弱体化”能力。接触攻撃からの【筋】ダメージを与える地獄能力。それなしでも爪あたるたびに筋力削られるし。しかも【筋】ダメージだから何回でも使えるんだよね……
*7:小型PCは機会攻撃が全然痛くないから平気で素通りされるんだよね…… 変身しても元のフィジカルが弱いからイマイチだしなあ…… つらみ。
*8:毎度おなじみ2レベル呪文。空から石が振ってきて積もる。呪文レベル安いわりに呪文抵抗無効な上、けっこうな範囲を積もった石で移動困難にできるので、カガンはスクロールを常備している。
*5:なお、キッチンの金色の大釜には豚肉たっぷりのシチュー粥が残されていたが、誰も手を付けなかったそうな。キュケオーンをお食べよ。

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