凪ガ浦で鳴らした俺たち悪ガキ軍団は、気がついたら町の稼ぎ頭に祭り上げられ貿易やら国防やらを背負わされるようになり、オークが攻め寄せる北方の地にヴァンパイア軍団の威力偵察に送り出された。
しかし、北の寒村でただくすぶってるような俺たちじゃあない。
ヴァンパイアの到来を止めるためならオークの砦への潜入だってやってのける命知らず、
不可能を可能にし、イビルの軍勢を粉砕する、
俺たち ジョバンニ坊ちゃんと愉快な仲間たち!
俺たちは道理の通らぬDMの陰謀に敢えて挑戦する、
頼りにならない行き当たりばったりの
ジョバンニ坊ちゃんと愉快な仲間たち!
助けを借りたい時は、いつでも言ってくれ!
【誰も来ません】
ところで、7レベルになったジョバンニは、突如として魔法の危険性に目覚め、オカルトスレイヤーを取得する。
「魔法なんてダメだ! 俺は魔法とロールケーキが大嫌いなんだ! 目の前に現われたらこうしてやる! こうしてやる!」
【キーン+1サーベルを振り回しながら】
「あいて! 指切っちゃった。おーい、グレゴオル、キュアくれキュアー」
とりあえずオカルトスレイヤーのロールパンだか何だかを満たすために、冒険開始の度に「フール(グレゴオルでも可)、まほうなんてあぶないからやめろよー」とつぶやくことにしました。
今後ともよろしくお願いします。
ということで、前回の続き。
前回の偵察兵捕獲による情報収集の結果、やっぱりオークのてっぺんの情報を持ってるのは少なくとも族長クラスっぽい。という結論に達した我々は、何とかどっかの砦の族長をおびき出そうといろいろ計画を練る。
ジョバンニ「……どうする?」
ドーマル「……アースクエイク呪文とかで城門破壊したらどうですかね?」
フール「メテオスゥオーム3eからいまいち呪文になりましたしねぇ」
ジョ「じゃあまずウィッシュで……」
【ただの雑談または妄想大会】
まあ、真っ正面から行ってもまるで歯が立たないのはわかりきってるので、基本ゲリラ戦しかねーよな-。
というわけで、
1.フールのファイヤーボールほか長距離呪文で遠隔地から適当な砦を爆撃
2.敵が出てきたら適当にあしらいつつ、ファントムスティードで逃走
3.敵(族長レベル)が焦れて出てくるまで1-2を繰り返す
という、ゲリラっていうかテロリスト的なアレで。
まーでも、あの粗雑な門なら2-3日繰り返せば破壊できるだろ、そしたら侵入も簡単になるべ。
などと、ファントムスティードの機動力に頼り切ったぞんざい作戦で今回も出撃することに。
さて、出るか、というところで、なにやら門のほうが騒がしい。
どうやら援軍が到着したらしいとのこと。
年齢には似つかわしくない無骨な鎧を着た少年が指揮官らしい。
少年は、イザベレッラを見ると駆け寄り「姉上!」と。
どうやら来るべき決戦に備え、イザベレッラの部族の男衆をかき集めて連れてきたようだ。
ジョ「少年兵か……嫌な時代になったと思わんかね」
ミカエル「いやあんた元服する前から冒険出てましたやん」
イザベレッラは作戦実行に当たり、「絞殺具のラーヴェス」と「大剣のカマロッチ」の2人を部下として与えてくれるという。二人とも毛深く、屈強そうだ。
なぜか〈知識(自然)〉を要求されたが【知】が7のジョバンニにはなんともないぜ!※1
さて、「逃げるに一番向いてるから」と、「こないだ主戦力のマンティコアを1匹落としてるから戦力が少ない」てな理由で、一番近くの砦であるアエドゥイー族を襲撃することに。
作戦通り、砦から500ftほどのところに到着したところでフールがファイヤーボールを叩き込みはじめる。そばには集落もあったが、殺すのは(なるべく)避けようという方針で放置。むしろゲリラの存在を知ってもらう意味でも見せつける方が良かろう、という計算もあったりとか。
のだが、その集落のほうから悲鳴が上がりはじめる。
あん? いったいなんだ?
ラーヴェス「ひゃはは! 逃げろ逃げろ!」
カマロッチ「死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」
そこには全力で集落の一般人を襲う狼男2名様ご一行が。
ジョ「ギャー! なにしてんだお前ら!」
ラーヴィス「あ、ちょっと待っててください。これ、そこの鐘楼に吊してきます」【半死半生のオークの子供を引きずりながら】
カマロッチ「死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」【一般人に矢を打ち込みながら】
あーあーあー。
ん? カマロッチ、なんで矢文撃ってんだ?
カマ「あ、姐さんのご命令で、女子供狙ってこの矢文を撃ってこいと言われておりやす!」
ジョ「……ちょっとそれ見せて」
そこには標準語で「我こそは凪ガ浦が勇者 ジョバンニとその一党なり。汚らわしきオーク、この地に生きること能わず。女子供の別なく一人残らず皆殺しにせん。さもなくば、早々に北の地へと逃げ帰るがよい ジョバンニ」と大書してある。
ジョ「うぉぉぉぉぉい! なにしてんだあの女!」
と、砦の大扉が大きな音を立てながら開くと、そこから飛び出してきたオークたちが我々めがけて殺到してくる。
全員の目は血走り、顔は真っ赤でどう考えても怒り狂ってる。ばかりかマンティコアやなんかも出てきてるので、ほとんど全力出撃の体だ。
さすがにこの人数はまるで無理なので、ファントムスティードで脱兎のごとく逃げ出す一行。まあ、マンティコアでさえスティードには追いつけないハズなんで、とりあえず目的は果たせたろう。
700フィート/ラウンド(時速約128km)のスティードに揺られながら余裕ぶっこいて逃亡しつつ、明日の計画を練りはじめる。
グレゴオル「……坊ちゃん、連中、まだついてきますねえ……」
見れば、十分安全な距離まで引き離しているものの、敵兵団は足を止めることなくこちらの方に向かってくる。
ジョ「……って、もうこっちの防柵すぐそこやん」
なんと、アエドゥイー族のみなさんは全軍率いてきたついでに、伯爵軍を襲うことにしたらしい。
移動でばらばらになった兵を柵から600ftくらいのところに集め、隊列を再編成している。
イザベレッラ「ちょ、ちょっとあんたら! いったい何したのよ!」
あいつらの怒りの半分つーか9割5分2厘くらいはお前のお節介でできとるわボケぇ! と叫びだしたいのをグッと飲み込んで(怖いので)、
ジョ「お説教はあとだ! さっさと兵士を集めろ! あいつら本気だぞ!」
一部族とはいえ、ガチで殺す気マンマンのオーク部族500名withマンティコア3頭 vs 1人1人は強いけど度重なる戦いで漸減してるウェアウルフ兵団。結構なヤバ加減。
ごく短いにらみ合いを経て、先に動き出したのはオーク部族だった。
DM「オークは引っかけ鉤のついた縄をこちらの柵に向かって投げると、数人がかりで引っ張って柵をばりばり壊していく」
ジョ「ちょ! そんなここの柵弱いの? 防衛拠点なのに?」
DM「ガンスは籠城とか好まない人だったから、柵に頼った戦い方をしてなかったんだよねー。いつも柵の前に兵を展開してたみたいよ?」
ジョ(だから負けるんだよボケ!)と思ったが口には出さない(怖いので)
柵に開いたスキマからオーク兵がなだれ込み、そこを押さえるためにウェアウルフ部隊が、そして虎の子のフレッシュ・ゴーレムが投入されていく。
そして我々のところにも、オークの小隊とともに、マンティコアに乗った部族の中核と思われる戦士団が!
マンティコアは柵状の矢倉にとりつくと、そこからしっぽの棘でこちらの兵を掃射していく。棘の援護を受けながら、柵の隙間から侵入してくるオークたち。櫓に取り付いたマンティコアからは立派な武装のオークたちが下り、兵士たちを鼓舞する。
城外ではオークのバードが戦歌を歌い、太鼓を叩く音が響き渡り、少し離れたところでは剣戟の音が聞こえてくる。
ジョ「トカゲを潰すなら頭だ! 矢倉に下りた族長をやるぞ!」
フールがグリッターダストで2体のマンティコアの眼を潰し、さらには柵に空いた穴を埋めるようにスティンキングクラウドを放出。
相当数の戦力の足止めに成功する。
その間に、ミカエルを先頭に族長を捕らえようと取り囲む。が。
DM「じゃあ〈軽業〉……成功。10ft移動したから+2d6ダメージな。……AC32まで。ダメージ18点」
ミカ「……ごはぁ」
そう、今回のアイオヴグルームシュはスカウト持ちだったのだ。
〈軽業〉でするするとPCの隙間を抜けては結構なダメージを落としていく。
とはいえこちらも手をこまねいているわけにはいかない。まずマンティコアを叩いてから、護衛のクレリック、”死人切り(オークエリート)”を潰し、じわじわと取り囲んで……
ジョ「殺すな! 情報を聞き出すんだ! 手加減手加減!」
全員が-4で攻撃を開始するw
その間、スティンキングクラウドを抜けてきたザコ兵がフールをどついたりと危険な場面もあったものの、カマロッチ&ラーヴィスのウェアウルフコンビがDR10/銀の能力をいかんなく発揮し、ザコ兵士をなぎ倒していく。
やがて、リーダーを気絶させたあたりで、戦の勝敗は決した。
敗北を悟った敵兵は逃げはじめ、勝利を喜ぶ狼の咆吼があちこちから上がりはじめる。
盲目から回復したマンティコアも戦況の不利を悟ったのだろう、オーク兵たちと同じ方角に向かって早々に飛び去っていった。
さて、せっかく捕らえた大事な駒だ、大切に使わなければ。
というわけで逃亡と自殺防止のための拘束を行った後、キュアで意識を取り戻させる。
長くなったので以下次号ー。
※1 ええ、もちろんワーウルフでしたとも
。
ラブライブ!スーパースター!! 第3期第7話
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今回は上海でLiella!メンバーと一緒にパフォーマンスをして、少しづつ心境が変化していくマルガレーテと冬毬、そしていずれは11人でと思っていても2人を見守るかのんの3人のお話。
元々作品として11人のLiella!というゴール地点は最初から決まっていますが、敵対していたマルガレーテをそこへ合流させる...
6 日前
4 件のコメント:
当日も話題になってましたが、デーモンやらデヴィルやらと戦うようになるとテレポート系の能力が鬱陶しいですねぇ・・・
4lvスロット使ってアンカー撃つにしても、SR抜かないと駄目とか泣けてきます。
次回より術者の方が増えるみたいなので、3人でアンカー撃ちまくったりするんでしょうか(笑
うーん、撃てるようになっても光線だとなかなか当たらなかったりしますからねえ。>ディメンショナル・アンカー
4レベルなのもつらいですが、何よりきついのは撃っても敵が弱くなるわけではないところだったりw
いやー
ちょっとハードな
戦いになってきますた。
まあ、いしかわ氏にとっては
ぬるま湯すぎて風邪ひきそう
ってなもんだろうけどもね!
あとDACのDMは二日連続卓をとり
あえず申請しておきますた。
受理されるかどうかはわからん
けども・・・
いやあ、代わりにPFのキャンペーン
をマスターしてくれるなんて
本当にあなたは太っ腹だなぁ
次回予告!!
チャラーッチャッチャーララー♪
最後の敵に立ち向かうジョバンニ
一行!!
彼らの前に立ちはだかる9人の
アイオブグルームシュ10人衆の
残党たち!
魔法による治癒を拒否し、
血達磨になりながらも一歩も引かぬジョバンニ!
傍らには忠実ながらも、強打を忘れ
たミシェル!
幸運に頼りすぎのグレゴォル!
落石術で生埋め大好き、残虐術士
のフール!
カマロッチ・ラーヴェスと共に悪の
限りを尽くす、毒殺魔のドーマル!
そして傷ついたジョバンニを後ろか
ら狙い済ました妖術で留めを刺さん
とする黒い影!
次回!牧場物語最終話!!
今、ひとつの物語が終わり
そして新しい冒険の幕が開く!!
「俺たちの戦いはこれからだ!」
お楽しみに!!
(いやあ、PFはバーバリアンが
楽しかったからババやるよー。
いそいそとルールを読み返しつつ)
>ぬるま湯すぎて風邪ひきそう
もう全身のヤケドが酷くて皮膚呼吸もままなりません。
ギャー。
>彼らの前に立ちはだかる9人のアイオブグルームシュ10人衆の残党たち!
ちょw 第2遭遇から第11遭遇までまとめてやるとか斬新すぎだろwww
>PFはバーバリアンが楽しい
パラディンの超防御力&回復能力も楽しいよー。
つーか全クラスでやり過ぎ感が感じられつつやってみると結構普通に遊べるあたりがいいバランスだよなー>PF
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