2018年12月1日土曜日

【PFプレイレポート】多島海の海賊王 第20話 赤竜の子 あるいは蜘蛛と石蜥蜴と

『多島海の海賊王』はゆずるGMのもと、月1でやってるパスファインダーのオリジナル世界でのキャンペーン。
現在レベル7。

船長 デニックス レンジャー PL扇
主計町 アレクサンドラ ハーフエルフのアルケミスト PLL-Heart
航海長 ライルニス エルフのウィザード PL備前屋
砲術長兼船医 アマータ ハーフエルフのクレリック PLうら
書記 ソモサン モンク PLほりび
帆布長 カガン ノームのドルイド。PLいしかわ

4/28
前回助けた豚ならびに魔女たちファンクラブだった船員はあわせて61人いた。
副長や我らがメノルカ号の船員たちを守る意味でも、いったん彼らをメノルカ号まで連れて行くことに。




道すがら、彼らの事情を聞く。

彼らは現在島の東側に座礁する5隻のターク船で使われていた奴隷であるという。
どうも彼らの乗ってきた船は美しい女性の顔をした鳥の歌声に惹かれてこの島に座礁させられたらしい。
奴隷逃亡後のいま、船には陸兵であるホブゴブリンしかおらず、船を出すことはできないという。
5隻の船にはそれぞれ「御兄弟」と呼ばれる客将が乗っているそうな。

船員「御兄弟とは言いながら、檻に入れられた獣みたいなのとか、かと思うと人間っぽいのもいてよくわからん連中でした。でも、みんな赤い鱗が生えてました」
デニックス「……やっぱりあいつの息子どもか」

4/30
メノルカ号の停泊地に到着。
船も残った船員も無事だった。
そこで、船員たちに少し島から離れたところに停泊するよう命じ、再び出立する。

ソモサン「で、どちらへ向かいます?」
デニックス「せっかくだから、タークの軍船を偵察しとこう。うまく足止めできれば赤竜の戦力を削れるしな」

5/1
森を進行中、真っ黒に焼け焦げた人型生物の死体を発見。ホブゴブリンのようだ。

カガン「……まだあたたかい…… できたてだなこれ」

あわてて周辺を警戒すると、前方の森が薄い灰色の膜のようなものに覆われている。

カガン「……ああ、アレだな」
アレクサンドラ「アレでしょうなあ」
アマータ「アレでしょうねえ」

GM「その薄い膜を滑るように、赤い鱗に覆われた巨大な蜘蛛が現れた。コウモリのような翼を蠢かしながら、そいつは長い首をもたげて牙の隙間から炎を小さく吹き出す」

カガン「お前ホント蜘蛛好きだな! やっぱり赤竜混じりかー……(←主な攻撃が[火炎])。しょうがない、グレーター・サンダー・クラウド」

カガンの呼び出した小さな黒雲の塊が赤い蜘蛛に雷を叩き付ける中、呪文のサポートを受けた前衛陣であるデニックス&ソモサンがヘイストのスピードを利して駆け寄り、アレクサンドラの爆弾が数発炸裂したところで動かなくなった。

カガン「あれ? 意外とHP低い?」

GM「そこで、上空から声が聞こえる『貴様ら、よくもわが兄弟を! というほど縁の深いわけでもないが、とりあえず死ね!』 今度は赤い鱗のトカゲに翼の生えたクリーチャーが飛来してきた。足が六本あるねえ」

ライルニス「げ、”ドラコリスク”だ! 気をつけろ! バジリスクと竜の合いの子だ! 石化の凝視持ってるぞ!」

アレクサンドラ「各員、対閃光防御用意!」*1
全員(無言でゴーグルを取り出し装着する)

なおゴーグルはこんな感じ。ドンマイ。


さらに地上からはドラコリスク*2に率いられたとおぼしきホブゴブリンたちが!

デニックス「うっわ、どっちもヤバいけど、石化の凝視のがヤバそうだ! 先にドラコリスクを片付けるぞ!」

幸い”蜘蛛”と戦ったときのバフがまだ残っている状態から戦闘が始められたため、石化の凝視さえ避けられればさほどの怖さはない。
駆けつけてきたホブゴブリンが組織的な抵抗をはじめる前にドラコリスクを取り囲み、ダメージを集中させて倒す。

生き残ったホブゴブリンを「武装解除はしない」ことを条件に降伏させ、話を聞くことに。
彼らはタークの皇帝の勅命で『協力者』の5人の子供を船団で護送していたという。
『協力者』はラケシタニアの正統後継者であると名乗り、多島海の海賊を手懐けるかわりに、海軍力に乏しいタークに協力すると約束して兵を出してもらったらしい。

ホブ「5人の兄弟とはいいながら、人の形をしたのは3人だけだった。秘術の使い手と信仰魔法の使い手が1人ずつ、それと剣士がいる。あとは、さっきのドラコリスクと蜘蛛だ。あんな化け物を仲間にと言うのもそうだが、そもそも赤竜と同盟すること自体に疑問を抱くものも少なくない」
カガン「ふむ…… むこうも一枚板ってわけではなさそうだな」

聞けるだけの情報を聞いたところで、降伏したホブゴブリンをその場で皆殺しに。

アレクサンドラ「まあ、言うて私ら海賊なんで」
ソモサン「武装解除はしてないから約束は違えてないし」
デニックス「私たちの情報持って帰られても困るしね」

アッハイ。ソウデスネ。

***

この後、竜絶蘭を探しがてら島内を探索。
いままで聞いた話を総合するに、ターク船は水兵がキルケーに連れ去られて行動できないようなので、無理して戦わなくてもええやろという判断から、タークの停泊地には近寄らない方向で。

およそ一週間の間に、ヒュドラ、ウナギの群れ、大量のターク兵の死体とマッドエレメンタル、岩投げ練習中のヒル・ジャイアントなどと遭遇するも、大きな侵害無く切り抜けつつ、十数株の竜絶蘭を得る。

というあたりで以下次号。*3



*1:遮光ゴーグル。Ultimet Equipment所載。曇ったレンズにより凝視攻撃に対しセーヴ+8の状況ボーナスを得るが、〈知覚〉に-4を受け、視認困難(20%失敗確率)状態になる。視認困難は術者には関係無く使えるため、10gpにしてはよく働くと評価されている。
*2:こんななめくさった名前ですが、オフィシャルに存在するクリーチャーです。
https://www29.atwiki.jp/prdj/?cmd=word&word=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF&type=&pageid=323
なめくさった名前のくせにDC18の凝視(30ft内で自分の行動開始時に強制セーヴ)で毎R石化させてくるのでヤバい。
*3:微妙に内容が薄いのは、この日早く帰らないといけなくなった日だからです。毎月決まった日に集まってプレイするスタイルだとなにげによくある現象。まあみんな社会人だしね。

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