2011年4月12日火曜日

更新情報:PF2点 & Inner Seaレビュー

きょうはPFもの2点。
両方ともVANさん作。
仕事早ぇー!

VANさんありがとう!

http://dnd.achoo.jp/4thcage/pathfinder/pf_top.html


■PH クラスリスト

PHのキャラクターリスト。一部にエラーがあったので修正したもの。
使っとけ!





■Inner Sea データ集

PFオフィシャル世界ゴラリオンの内海Inner Seaをフィーチャーしたサプリ
Pathfinder Campaign Setting World Guide: The Inner Sea のデータ部分まとめ!

著作権に関わる内容じゃねえからpassはかけねえけど、paizoとゴブリンが好きな奴ぁ買ってくれ!




せっかくなので簡単にレビュー。


The Inner Sea World guideはPathfinderのオフィシャル世界 ゴラリオンでの冒険の中心となるInner Sea-内海地区のガイドブックだ。

この地域は、地球でいう北欧からヨーロッパ、アジア、アフリカあたりを模した大小の国が詰まっており、数千年前の大帝国(今は凋落中)や、フランス革命直後っぽい雰囲気の共和国、ミイラが支配するエジプト風国家、海賊連合が好き放題やってる地域やバーバ・ヤーガが突然現れて支配者を皆殺しにしたかと思ったら支配するでもなく放置してるんでしょうがないからその娘が統治してる北国とか、ずーっと長いこと殺し合ってる魔法大国2国(ウルザとミシュラっぽい)とその間に挟まれて魔法生物やらアンデッドやらが跋扈しすぎて訳わかんなくなって火器が発達した国とか、とにかくバラエティに富んだっつーかちょっと行き過ぎた国がタコ詰めになっている。
それがInner Seaだ。

もともと、PFではワールドガイドって名前で同じような内容の本が出てたのだが、

こいつが絶版になって、シナリオやサプリで追加された記述を大量に追加しつつ、さらに大量のデータを突っ込んだのが本書である。


本書は以下の章に分けて内海地域を解説している。

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1.種族
ゴラリオン世界は人間が中心の世界で、一口に「人間」といっても地方ごとに肌の色や瞳、体毛の色が違う人種がいたりする。
この章ではそうした人種差・地方差による特徴やボーナス、どんな性質を持ってて、どんな仕事に就いているかなんてことが書かれている。
いつものエルフやノームなんて連中がどんな風に世界と関わってるかも説明されているので亜種族スキーも安心だ。また、あんまり詳しい説明はないけど、PCとして使ってもいいモンスター種族とそいつらのよくいる国なんかもリストになっている。

2.内海
内海地区のおおざっぱな歴史が記され、年表が掲載されているほか、内海の各国が4ページずつ解説されている。
”世界の中心”アブサロムから始まり、”自由の生まれた場所”アンドーラン、”赤い手の国”ベルクゼンといった具合にABC順に説明が続く。
各国の大まかな歴史と政治体制、有名な場所&人、変わった風物なんかの順に記載されており、ここ読んでるだけでもイマジネーションがかき立てられる。いろんな国の独自のパワーグループ(カマキリの面かぶった暗殺者集団とかジャングルのゴリラ王国とか)も楽しいし、特に旧大帝国であるシェリアックスとその周辺国や植民地あたりの話はかなり面白い。

3.宗教
ゴラリオンの宗教リスト。この辺は前作とそんなに変わってないかも。
これに「鱗持つもの Scalykind」と「虚無 Void」の副領域が追加されてたりとか、マイナーな宗教の神、アークデヴィル、デーモンロード、古き神々(念のためいっとくけど、CoCのアレじゃないよ!)、エレメンタルの神、天の神々、"黙示録の4騎士 Four Horsemen"とかが追加されてる。
さらに、哲学Philosophiesとして悪魔主義Diabolismとかささやきの道The Whispering Wayなんて「人々の考え方」みたいなものも掲載されているほか、”The great beyond”としてゴラリオン世界の次元界の解説もされている。

.生活
ゴラリオン世界での生活に関することが掲載されている。たとえば暦、祝聖日、使われている言語、通商と貨幣、新しい技術(機械仕掛けや火器、活版印刷なんかもある)など。

5.勢力 factions
内海のパワーグループについて。
かのパスファインダー・ソサエティのほか、ヘルナイトやアスピス・コンソーシアム、レッド・マンティスなどが掲載されている。
それぞれの団体がどのような構造を持っており、何を目的として、どのように世界と関わっているかが書かれている。

6.冒険
お待ちかねのデータセクション。
上級クラス(ハロウ・デック使いのHarrower、ヘルナイト、イオメデエのクルセイダー low templar、レッド・マンティス・アサシンが掲載)、特技(アルドーリ・デュエリング・マスタリーとかダービッシュ・ダンスみたいな地域独特の戦闘法のほか、魔法組合に所属することで呪文書へ呪文を書き込む料金が安くなったり、キャントリップを擬呪にしたりするものなどかなり多彩かつ強力)、地域独特の装備(ウォー・レイザー、ブレード・スカーフ、ホースチョッパーなど)、アイテム類、新呪文(ハロウカードを使って占うハロウイング、邪水かデヴィルの血を触媒に1分間”高速治癒1”を与えるInfernal healing、虫にポリモーフするヴァーミン・シェイプなど)、ゴラリオン特有のマジックアイテム(WayFinderなどの日用的なもののほか、Final Blade(殺したものの魂を封じられるギロチン)やアローデンの盾などといったアーティファクトが記載されている。

7.モンスター
ゴラリオンで代表的なモンスターたち(アボレス、セントール、デロなんか)が世界でどのような役割を担っているかのほか、世界特有のモンスター(ジャングルに住む猿人 Charau-kaや、かっての世界の支配者魚人族ギルマンなど)がデータ付きで紹介されている。特有モンスターはシナリオで追加されてる奴らが多いかな? さあ、君もギルマンを使ってワンピースごっこだ! シャーッハッハ!
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こんな感じ-。
広い世界を無理矢理一冊に収めてるんで国ごとの詳細な内容が知りたいーなんてアレにはちょっと不向きかもだけど、国の概要や雰囲気、世界とのつながり、面白い風聞探してシナリオのネタにしたいときなんかはスゲエいい。
つーか、何となくパラパラめくってるだけで結構楽しめるってのは相変わらずいいよなー。
あと、追加された特技や呪文がイカス。
特技や種族については上述 VANさん謹製の”Inner Seaデータ集”に入ってるので興味のある君は見とけ!


そんなこんなで超イカス一冊。
いいから読んどけ!

ちなみにpaizoならpdfが$9.99
なんという太っ腹
試しにちょっと読んでみたい人はとりあえずPDF読んどきゃいいんじゃねえべか。
いまなら850円くらいだぜ。
300p以上あるし、書籍版にはポスターサイズの世界地図もついてるので好きな人はこっちのをオススメするけどな! 余裕!

2 件のコメント:

りょう。 さんのコメント...

「Inner Sea」、やっぱり面白そうですねぇ(^^)
自分はAmazonに注文したので到着は21以降ですがw
そしてUltimate Magicは5月到着予定ですorz
でも到着がいまから楽しみですw

データは相変わらずありがたいですね~。
VANさん、ありがとうございます!

いしかわ さんのコメント...

おもしろいですよー。
確実に好き嫌い分かれるところだけどw

Ultimate Magicも今から楽しみですなー


そしてデータ!
モンスター種族が! モンスター種族が!