2010年2月9日火曜日

Pathfinder SocietyのFaction

Pathfinder Societyの勢力Factionについて質問があったのでざっくりと。

まずfactionについてはユージさんのコメントをそのまま垂れ流す方向で。

『世界最大の独立都市アブサロムAbsalomの周囲には5つの大国が存在しており、各国が独自の目的のためにアブサロムを手中に収めようと策謀を巡らせています。
当然、アブサロムに存在するパスファインダー協会本部にも手勢を送り込んでいて、PLは自分のPCがどの国家のエージェントなのか選択しなければなりません。
この所属国家のことを指してファクションと呼んでいるようです。』

ちなみにアブサロムは”キャンペーンセッティング”によると「世界の中心の都市City at the center of the world」なんだそうで。
世界最大にしてもっとも富み栄え、アローデン神御自らによって発見された都市だそうな。
この辺の歴史についてはパスファインダーズジャーナルに詳しいので参照のこと。

ちなみにPF Societyに加入すると最初はランダムにFactionを割り当てられます。
神の采配とそのまま使うも良し、自分の好きなFactionを選ぶも良し。
ただし1回しか変えられないから気をつけてねー。

てことで、各勢力の紹介ー。


■アンドラン Andoran

『自由の生まれし処 Birthplace of Freedom』
属性NG。
イメージ的には……共和制に目覚めたフランスあたりなのかしら?

アンドランは内海の北東部、シェリアックスとタルドールに挟まれたところに位置する国である。
亜神アローデンの死後、暗殺と略奪のるつぼと化した帝国シェリアックスから独立した。
独立の気概の強い市民により成立したことから「内海の民主主義生誕の地」などとも。
「自由の灯を世界に点そう!」をスローガンに闘う市民達の国。


■シェリアックス Cheliax

『凋落する悪魔の帝国 Diabolical Empire in Decline』
国教がアスモデウス、属性がLEというまことに男らしい国。
イメージ的には中世イタリアとかポルトガルとかあの辺の専制国家。

500年ほど前まで、シェリアックスは亜神アローデンの教えを中心とした帝国の中心であり、大陸の北側一体を支配下に納めていた。
しかし、アローデンの死を境に国は大混乱の渦となり、ついでに支配国には独立され、ついには暗殺と退廃の国と呼ばれるまでに至る。
ついでに国が呪われたせいでけっこうな率でティーフリングが生まれたりする愉快国家。
内海の西側に位置。

そしてその目標は当然「世界を地獄に! シーテシマエ!」
【オーケンのアレっぽいメロディで】


■オシリオン osirion

『ファラオの王国 Kingdom of Phalao』
属性LN。
イメージはいわずとしれた中世エジプト。フンコロガシとカブトムシ大好き。

実はこの国だけ内海南岸に位置してる。ズルイ。
ファラオって大地の生き神様が支配してる国。一時はゴラリオンでもっとも反映してたらしい。
その関係でやたらと遺跡があったりするし、過去の伝統を重んじたり、過去の知恵を大事にする風土がある。
そんなこの国の最終目標は「過ぎし日の力を取り戻せ」。
古代の魔法の疫病で敵を滅ぼし、神々の魂の封じ込められたモニュメントを解放するのが彼らの目標だ。
今ならこんなエロミイラがついてくる!


……このデザインにGo出したヤツは誰だぁっ!
【髪が半分白髪のおっさんが調理場に飛び込んだときの形相で】


■カディラ Qadira

『砂漠の最前線の王国 Desert Frontier Kingdom』
属性N。
イメージはアラビア。つーかアル=カディム。鉄板で。

内海の東南側に位置。
イメージ通りの砂漠の国。そして交易の国。
首都カザールは「全てのキャラバンはカザールに向かう」といわれるほど商業が盛んな都市で、うなるほど金持ってることで有名。
そのゴールは『商売無けりゃ死んだ方がまし No Life without Trade』。
そして「勝つ」手段は「輝く全ては力なり All that Glitters is Power 」。
うっわー。ある意味シェリアックスよりわっかりやすーい。

ちなみに砂漠にはジンの王様がゴリゴリ住んでたりする、なにげに険呑な国。
イカスぜ。


■タルドール Taldor

『苦境の退廃帝国 Decadent Failing Empire』
イヤ「退廃」で「苦境」て君。
属性N。
モチーフは・・・なんだろ。 暗黒時代のフランス……でもないし。ケンカ強いけど内乱でガタガタってあたりはフランス南部とかの風味もあるか?
2/9追記 ゲッコーさん情報によると、アムステルダム黄金時代ビザンチンの政治の合体ロボらしいいです。・・・しかしいつ見てもここの王様の小物感はすごいなあ

内海東北側。アンドランとカディラの間にある。
かつて内海北部をシめてた元祖古代帝国(アンドランもシェリアックスもかつて支配下にあった)だが、現在その勢力は1/4ほどに。
「今はタルドールは落日にある。しかし我らの代で、再びその日を巡らせるのだ」とはタルドール貴族にして現在の指導者ジャッコ・ダルシン男爵の言。

腕っ節重視な軍事帝国。
目標は「ゲームに復帰だ!」。
その方法は「Wolf and Tiger」。
まことに男らしい。

3 件のコメント:

ゲッコー さんのコメント...

http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5la8f

↑によると、タルドールのイメージソースは、ビザンチンの政治と黄金時代のアムステルダムの文化の合体ロボらしいですぜ。騎士の国つーてるのは、そのうち十字軍ネタとかやる気ですかね?

匿名 さんのコメント...

たるドールの目標「ゲームに復帰だ!」

のゲームは「戦争」って意味の方のゲームなのかしらん?

いしかわ さんのコメント...

ゲッコーさん
>ビザンチンの政治と黄金時代のアムステルダムの文化の合体ロボ

うむ、どっちも知らんw
勉強してないとダメネー。

>そのうち十字軍ネタとかやる気ですかね?

んーどうですかね。
彼らの神(アローデン)の聖地はアブサロムだからなー……って、なんか某聖地に名前が似てるなおい。

そういや悪の騎士団領的なアレもようけありますよねこの世界……。


匿名さん

原文は「Get Back in the Game」ですけどねえ。
戦争ひっくるめた世界外交じゃないかと。
深読みすると中世の「ゲーム戦争」(国同士の総力戦じゃなく、戦争で勝ったら領土や宝を切り取れる狩猟的な戦)な感覚を荒くれっぽく表現してるのかなーってアレもありますが。
タルドールは元帝国なのに男爵がてっぺんとってるくらい荒れてるっぺえので「いくぞ野郎ども!」的なスローガンなのかもですが。